新型iPhoneが発表され、iOSも10から11にアップデートされた。iPhone 7以前を使っているユーザーもアップデートできるため、すでに使っている人も多いだろう。iOS 10との違いなどは別の記事でもいろいろと紹介しているので、そちらを参考にしてもらうとして(http://ascii.jp/elem/000/001/559/1559467/)、今回は一番変化が大きかったと思われる「コントロールセンター」の便利機能を詳しく紹介する。
コントロールセンター自体は、画面下からスっとスワイプして、目的のアイコンをタップするだけ。わざわざアプリを探す必要がなく、とても便利だが、iOS 11が大きく見た目が代わり、カスタマイズも可能になった。特に3D Touch(非対応機種では長押しで代用)で開くポップアップによって、より便利な機能が利用できたり、逆に後述するAirDropのように標準状態ではポップアップからしか使えない機能もある。
そこで今回はコントロールセンターに表示できるすべての機能について紹介した。
データ通信から拡大鏡まで
自分がよく使う機能を表示させよう
これがiOS 11にしたときの標準的なコントロールセンターだ。見た目からして大きく変わっている。
AirDropは無くなったわけではなく、一階層下にある!
ネットワークサービス
多くのユーザーを戸惑わせているのが、この「ネットワークサービス」。ネットで上も話題になったが、ここでのWi-FiやBluetoothのオン/オフはあくまでも端末との接続を解除するだけで機能自体をオフにするものではない。機能をオフにしたいなら「設定」から!
AirDropはこの中に格納されているので、標準の状態では見えなくなった。このネットワークの部分を3D Touch(もしくは長押し)することで、AirDropが表示される。またさらに3D Touchで下画面のようなメニューが表示される。このあたりはちょっと不便。
メニューの長押しでさらに細かな操作が可能に
ミュージック
音楽はコントロールセンター上からでも再生や停止など、簡単な操作はできるが、3D Touchだと下画面のようなウィンドウがポップアップし、より細かな操作が可能になる。
バーが大きくなるだけの
ボリューム調整と明るさ調整
端末自体の音量や明るさを調整できる。3D Touchをするとより微調整ができるが、基本的にはコントロールセンター上でなんとかなるだろう。3D Touchはあまり使わないかも。
寝る前に暗い部屋で使うなら活用したい
Night Shift設定
ディスプレーの明るさ調整を3D Touchすると表示されるポップアップ画面の下にあるNight Shiftボタン。ここをタップするとディスプレーの色を目に優しく調整してくれるNight Shiftの設定に移行する。寝る前にスマホを凝視していると、眠りが浅くなるという説もあるのでうまく活用したい。
画面が勝手にグルグルが嫌いな人に
おやすみモード/画面の向きをロック
この2つのアイコンはオンオフのみで3D Touchしても特になにもナシ。下写真の1つめは特定の時間は音を鳴らさない「おやすみモード」、2つめは画面の縦や横の切り替えを制御する「画面の向きロック」。
AirPlay経由で画面を出力する人には便利な
画面ミラーリング
画面ミラーリングはタップと3D Touchで右の画面を呼び出せる。Apple TVなどのAirPlay対応機器を持っている人であれば、iPhoneの画面をテレビに映し出せる。逆にAirPlay対応機器を持っていない人には基本的に使うことのない機能。
夜道でカギを落としたことはありませんか……?
フラッシュライト
夜道で落とし物をしてしまったり、タンスの後ろを探索したりと、地味ながらも活躍の機会が多いフラッシュライト。単純にオン/オフするだけでなく、3D Touchを用いると明るさを調整できるので、シーンに応じて変更しよう。
パスタやゆで卵作りから、あとちょっと2度寝したいときも!
タイマー
主に料理で利用頻度が高い機能であるところのタイマー。防水・防塵対応のiPhone 7やiPhone 8ならキッチンに置いて使っている人も多いのでは? 3D Touchでメニューを開くと時間を微調整できる。タップでは右の写真の設定項目に飛ぶ。
割り勘の結果を素早くコピー
計算機
カメラに次いで利用頻度が高いと予想される計算機。3D Touchすると、直接計算機には飛ばず、右の画面が表示される。ここをタップすると計算機に移り、最新の結果が最初から表示されている。
3D Touchを使えば、最初からセルフィーや動画に
カメラ
iPhoneのカメラはいろいろな起動方法があるが、コントロールセンターからは、3D Touchで直接セルフィーや動画のモードを呼び出せるのはかなり便利だ。
次回はコントロールセンターのカスタマイズ方法について紹介予定。お楽しみに!
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