9月21日から開幕した東京ゲームショウ2017。コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)ブースは多数の人気タイトルを取り揃えていたが、段違いに注目度が高かったのが、スマートフォン向けタイトルとして復活を遂げる「ラブプラス EVERY」。
開場と同時にKONAMIブースに向かったというのに、すでに数十人が列を形成し、筆者が並んだあとも続々と人数は増えて、あっという間に120分待ちに。カレシたちがどれだけ待ちわびていたかが感じられる。
しかも体験コーナーの作りがまた凝っていて、ゲームの舞台である十羽野高校を再現した内装。黒板や下駄箱などもあり雰囲気満点なのに加えて、アテンドしてくれるのが十羽野高校の女生徒(の制服を着たコンパニオン)なのだから、現実と空想の境界線はどんどん曖昧となるばかりだ。
教室(ちゃんと学生机とイスになってる!)に案内されると、卓上にはスマホとモバイルVR、ヘッドホンが。今回出展されているのは、TGS限定バージョンのVR体験。高嶺愛花、小早川凛子、姉ヶ崎寧々の3人からいずれか1人を選んで、ひとときの会話を楽しむという内容だ。スタッフの注意事項を聞いたら、カノジョを選んでゴーグルを装着して試遊スタートとなる。筆者はDS版での元カノ、ネネさんを選んで体験をした。
試遊を開始すると、そこは放課後の教室。教室内をキョロキョロと見回すといくつかの注視ポイントがあり、そこを一定時間見つめるとメッセージが表示されるようになっている。そうこうしていると、教室の後ろのドアがガラッと開いてネネさんが登じょ……ほあー、なんとも生々しい! 簡易VRであるため驚くような臨場感とはいえないが、よく知ったキャラクターが目の前にいる存在感がそれを凌駕して、トリップ度はハンパない。
一緒にテスト勉強をするといった学生らしい会話を交わしている最中も、ネネさんは顔を近づけてきたり後ろ姿を見せたりと、生々しさをさらに強調。メモ用に自分の声を録音してのだが、「ウヒヒ」「むひょひょ」といったリアクションしか聞こえてこなかったことをお伝えしておきたい。
体験プレイの終盤では、2人がいい雰囲気になったところで「でも教室だから」「いいよ、来て」という選択肢が出現。なんとも艷やかな感じだが、結果がどうなるのかは実際にプレイしてみてのお楽しみってことで!
といったところで、体験プレイは終了。5分程度の短い時間ではあったが、ズバリ言ってその間は夢心地以外のなにものでもなかった。ゲーム本編がどのようなものになるかはまだ明らかではないが、ぶっちゃけこのVR体験だけでも期待は高まるばかり。一般公開日には、ぜひKONAMIブースでカノジョとの甘いひとときを体験していただきたい。
もちろん「ラブプラス EVERY」以外のタイトルも多数出展されていて、どれもがビジネスデーにもかかわらず注目を集めていましたぞ。なお、スマートフォン向けの新作「ときめきアイドル」は一般公開日に声優を招いてのステージイベントと、CD配布が行われるとのことだ。
©2017 Konami Digital Entertainment
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