デスクトップをキレイに使える機能をもつ「True Color」
色味の調整が可能な「True Color」機能にはプロファイルとして「ゲーマー」や「sRGB」、「ムービー」などが用意されているが、専用ユーティリティーを使うと、このプロファイルのカスタマイズが可能だ。最初から用意されているものでは色温度が高く感じたり、もっと輝度を落としたいといった場合に重宝する機能だ。
ユニークなのが、このユーティリティーの「ツール」にある「Desktop Partition」機能。これはデスクトップを自由に分割し、分割されたサイズや形に合わせてソフトをフィットさせることができるものだ。
Windowsのスナップ機能に似ているが、分割の割合や数を自由に設定できるぶんだけこちらのほうが高機能。ブラウザーは右半分、エクスプローラーは左下などと、ソフトごとにウィンドウのサイズや表示位置を固定している人には、非常に便利な機能といえるだろう。
広大な3画面出力やキーごとに設定できる
ライトアップ機能に注目
性能やチューニング以外の機能面でも、「GE73VR 7RF Raider」は特筆すべき点が多い。例えばインターフェース。通常のHDMIに加えてミニDPも装備しているため、標準で3画面同時出力が可能となる。
また、キーボードはゲーミングPCらしくライトアップ機能を搭載している。実はこのライトアップ機能、キー1つずつ個別に色を設定できるというこだわりの仕様だ。こういった直接性能にはかかわらないが、気になる機能をチェックしていこう。
3画面並べて使えば仕事もゲームも快適に
先程も述べたとおり、ディスプレー出力はHDMIとミニDPの2出力。これと本体の液晶画面を合わせると3画面の同時出力が可能となる。17.3インチの大型液晶なので、外部に20インチクラスのフルHD液晶を接続してもDPIの差による違和感は少なく、快適に利用できるのが、15.6インチ液晶のノートと大きく違う点だろう。
もうひとつディスプレーに関することで忘れてはいけないのが、一般的な液晶はリフレッシュレートが60Hzというのに対し、120Hz駆動の高速液晶を採用していることだ。動画再生やゲームプレイ時も残像が気にならならず、カクカクしない滑らかな動で楽しめるのがメリットだ。
液晶の視野角は広め。下側から見た場合に多少の色変化があるのは残念だが、画面がまったく見えなくなってしまうことはないだけに、それほど気になることはないだろう。
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