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性能も機能も充実したMSIの「GE73VR 7RF Raider」は本気でゲームが遊べる大画面ノートPCだ!

2017年09月19日 11時00分更新

文● 宮里 圭介 編集●北村/ASCII編集部
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 ゲーミングPCに必要なのは、強力なCPUと高速なグラフィック性能。そのため、どうしても“ゲーミングPC=デスクトップ”という印象になってしまうが、ノートPCの性能向上は目覚ましく、大抵のゲームであれば不自由なくプレイできる製品も多く登場している。

 そのひとつが、大画面液晶を備えたMSIの「GE73VR 7RF Raider(005JP)」だ。このゲーミングノートPCの実力を探ってみよう。

17.3インチの大画面液晶を備えたMSIのゲーミングノートPC「GE73VR 7RF Raider」

まずはノートPCとしての基本性能をチェック

 「GE73VR 7RF Raider」が採用しているCPUは、インテルの「Core i7-7700HQ」。このCPUはモバイル向けながら4コア8スレッドで動作し、ターボブースト利用時には最大3.8GHzで動作するというパワフルなCPUだ。実際どのくらいの性能になるのか気になるだけに、デスクトップ向けのCPUなどと「CINEBENCH R15」で比べてみよう。

CGレンダリング速度からCPU性能を測るベンチマークソフト。シングルスレッド、マルチスレッドのどちらの性能も測れる

Core i7-7700HQの実力は、デスクトップ向けのCore i7には負けてしまうが、ミドルクラスのCore i5より上だ

 スコアーは、デスクトップのハイスペックゲーミングPCで採用されることが多い「Core i7-7700K」には届かないものの、「Core i7-7700」には迫りる勢い。ミドルレンジの「Core i5-7400」には圧勝するという堂々たるものだ。

 2コアCPUとなるノート向けの「Core i7-7500U」とも比べてみたが、スコアーは2倍以上と比較にならないほど。これだけ性能が高ければ、「ノートPCはCPUが弱い」などという人はいないだろう。

ゲーミング性能をベンチマークでチェック

 いくらCPUが高速でも、グラフィックが遅ければゲーミング性能は低くなってしまう。とはいえ、CPUとは比較ならないほど発熱の大きいGPUはノートPCへの搭載が最も難しい。「GE73VR 7RF Raider」はNVIDIAの「GeForce GTX 1070」を搭載するというゲーミング仕様。この実力を、ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークを使ってテストしてみよう。

ゲーム性能をチェックするのに定番となるFFベンチ。フルHD、最高品質でテストした。スコアーが7000以上で「非常に快適」となる

 スコアーはしっかりと10000を超えてきており、結果は「非常に快適」。詳しいレポートを見ても平均フレームレートは75.490と高く、快適にプレイできることは間違いない。CPUだけでなく、グラフィック性能にも優れているというのがよく分かる結果だ。

ストレージは“SSD+HDD”の高速&大容量コンビ

 システム用のストレージは256GBのSSD、これにデータ用の1TB HDDを搭載。システムやソフトの起動など体感できる部分ではSSDの高速性、撮影した写真や動画など、大量のデータ保存にはHDDの大容量と、それぞれのメリットを活かした使い方ができる組み合わせだ。

 SSDはSATA3接続となるため、NVMeのような超高速とはいかないものの、それでもシーケンシャルリードで500MB/sオーバーと十分高速なものが採用されている。これだけ速ければ、体感で遅く感じることはまずないだろう。

シーケンシャルリードが500MB/sを超えるだけでなく、ライトでも470MB/sと高速。ランダム性能も高めだ

 ついでにHDDの速度も測ってみたが、2.5インチHDDながら7200rpmと高回転なモデルを採用しているだけに、シーケンシャルで120MB/s前後と速めだ。データドライブだから遅い、ということがないのがうれしい。

SSDと比べてしまうとかなり遅いHDDだが、シーケンシャル性能は意外と低くない

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