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iOS 11の新機能をおさらい

2017年09月13日 14時30分更新

iOS 11の大きな変更点の1つ、コントロールセンターのカスタマイズ

 iPhone X(テン)、iPhone 8、iPhone 8 Plusが発表されました。最先端のデバイスには、最先端の頭脳が必要。それがiOS 11です。6月5日に開催された「WWDC 2017」にて発表済みですが、いよいよ米国時間9月20日に配信されます。

 一体、何が新しいのか。アップル公式のiOS 11特設ページの内容をおさらいしましょう。iPhoneとiPadの両方で使える機能だけでなく、iPadのみで使える機能もありますので、まずはiPhoneを中心に見ていきます。

Live Photosでループ作成可能
保存できる写真の量が増える

 写真を撮影する前後の動きやサウンドも一緒に保存できる「Live Photos」がパワーアップ。お気に入りのLive Photosをビデオループにしたり、逆再生したりといったほか、長時間露光させたような効果での撮影も可能になりました。よりSNS映えする写真を撮れるようになれるかもしれません。

 また、標準のカメラアプリでQRコードをすばやく読み取れるようになったほか、フィルタ機能も強化されています。さらに、圧縮形式を新フォーマットの「HEVC」と「HEIF」形式で保存するようになったため、より多くの写真、動画が保存できるようになったとのこと(関連記事)。

App Storeが大きくリニューアル

 「App Store」のデザインが9年を経て初リニューアル。、App Storeのエディターがニュースを紹介する「ニュース」、ゲーマーたちがキュレーションをする「ゲーム」などのタブが追加。有名なアプリのコツが読めるハウツーの記事やヒントなども用意されます。さまざまなアプリケーションのリストも追加されていくようです。

友達との音楽共有が強化されるApple Music

 「Apple Music」では、友達をフォローしたり、共有プレイリストを作成したり、友達がよく聴く曲を表示したりできるようになりました。

片手でもタイピングしやすいキーボード

 iPhoneに「QuickTypeキーボード」が登場。絵文字キーを押し、片手入力を選べば、キーボードが親指側に寄って、より入力しやすくなるというものです。ちなみにこの機能、「片方の手にソイラテを、もう一方の手にiPhoneを持っている時」という、いかにもアップルらしいシチュエーションで説明されています。

 ちなみにiPadにもQuickTypeキーボードという機能があるのですが(後述)、iPhoneのそれとは異なるものなので注意してください。

メッセージで絵文字が送りやすい

 「メッセージ」アプリのデザインが刷新。Appパネルを左右にスワイプするだけで、ステッカー、絵文字、ゲームを共有できるようになりました。

Siriがより賢くなる

 おなじみの音声アシスタント、「Siri」も進化。ディープラーニングを活用して、より発声が自然なものになったそう。オンラインでホテルの予約を取ると、自動的にカレンダーに追加するなど、よりアシスタントらしく使えるようになりました。

コントロールセンターのカスタマイズが可能に

 「コントロールセンター」がカスタマイズ可能になりました。ショートカットやボタンをある程度ユーザーが選べるようになっています。iOS 10以前では、コントロールセンターは操作画面とミュージック画面の2つに分かれていましたが、iOS 11から1画面に収まります。

 また、ロック画面を下から上にスワイプすることで、通知をまとめて表示できるようになりました。

運転スマホ防ぐ「おやすみモード」

 iPhoneに、運転に集中するための「おやすみモード」が搭載。車を運転している可能性を感知して、電話やメール、アプリなどの着信を隠す機能です。「よく使う項目」に登録されている連絡先には、目的地に到着するまで応答できないと伝えるメッセージを自動返信も可能です。

おなじみの「マップ」が改良

 iOS11では、世界中の空港やショッピングセンター内部の詳しいマップを見られるようになりました。日本国内でどこまでローカライズされるかはまだ不明ですが、楽しみに待ちたいところ。

新しいiPhoneにもサインインがカンタン

 新しいiPhoneやiPadを買ったら、既に使用しているiOS端末を近付けるだけで、Apple IDで自動サインインする「クイックスタート」が追加。iCloudキーチェーンなどもインポートできるそうです。

AirPlay 2で複数のスピーカーをコントロール

 「AirPlay 2」にマルチルームオーディオ機能が追加。複数の部屋への同時ストリーミングがサポートされています。また、コントロールセンター、ホームアプリケーション、Siriを使ってスピーカーをコントロールできるようになりました。

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