フルサイズの裏面照射型CMOSは高感度に強い!? ニコンの主力デジタル一眼レフ「D850」の実力
2017年09月11日 12時00分更新
写真は極めて高精細
前述の通り、撮像素子は有効4575万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。最高解像度は8256×5504ドットとなり、実際に撮影したファイルサイズを見てみるとJPEG最高画質で25MB前後、RAW(ロスレス圧縮14ビット)は55MB前後になる。
実写撮影サンプル(クリックで原寸拡大)
画像を拡大して確認すると、高解像度だけあって細部まで精細に再現されているのがわかる。
ただし、高解像度機に共通して言えることだが、わずかなピント位置のズレや手ブレ、レンズの描写の甘さなども目立ってしまうので、画質を最大限に引き出したいのなら慎重に撮影したほうがいいだろう。
フラッグシップ機並みに連写合焦性を実現
連写はボディー単体で秒間7コマだが、今回は試すことができなかったが別売のバッテリーパック「MB-D18」(実売価格 5万3000円前後)と大容量バッテリー「EN-EL18b」(同1万6000円前後)を装着すると秒間9コマにアップする。
さらに同社フラッグシップモデル「D5」と同じAFモジュールを搭載しているので、被写体へのピントの食いつきが素早く、電車のような規則的な動きの被写体であれば、苦もなくすべてのカットで合焦し続けてくれた。
JPEGなら最大200枚までの連続撮影が可能だがメディアの速度に影響されるので、連写を重視するなら書込み速度が速いXQDかUHS-IIのSDメモリーカードがオススメだ。
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