週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

株式会社リンクトブレインのお2人に聞いてみた

福岡のゲーム開発・イベントでゲーミングPC『G-GEAR』が選ばれる理由とは?

2017年09月08日 11時00分更新

「クオリティーを出すにはしっかりした機材が必要」

――先ほど、オフィスに置いているPCだけではなく、イベント関係の機材調達もTSUKUMOさんにお願いしているという話が出ました。TSUKUMOさんにそういったご相談をする機会は多いのでしょうか。

清水 会社に置くPCだけではなくて、イベント関係の機材もお願いしているので、見積もり自体はほとんど常にやりとりしている印象があります。

曽我 実際のところ、私たちも常にハードウェアの情報を追いかけられているわけではないですし、たとえば規格が変わったとか、このタイミングでCPUの世代が切り替わっていますっていう情報を知らなかったりするんですよ。結果としてこちらが現状にマッチしないお願いをしたときに、TSUKUMOさんはきちんと代替構成で適切な見積もりに修正いただけるんですね。そこはすごく信頼していますし、お願いして本当によかったなと思っています。

――特にCPUやGPUは比較的頻繁に切り替わっていきますから、最新の状況を追っていくのは大変ですよね。必ずしもハードウェアの知識を持っている方ばかりではないでしょうし。

 あとは、たとえばつい最近、社員の使うディスプレイを一気にデュアルディスプレイ化したんですよ。当然、大量のディスプレイが必要だったので、まずは島田さんに「お願いしまーす」と(笑)。その時に、実は初期メンバーがTSUKUMOさんにお願いする前の古いPCを使っていて、上手くデュアルディスプレイ環境に移行できるか分からないという状況になったんです。社内では買い替えが必要かも、ぐらいの話はしていたんですが、そこでTSUKUMOさんにご相談して実際に確認いただいたところ、「このままで行けそうだ」とご判断いただいて。そういう細かい所でも、かなり手厚くサポートしていただいていますね。

デュアルディスプレイ化されたオフィスの環境

 イベントの機材調達をお願いするときも、私たちの判断が遅いせいもあって、結構機材の選定やお願いがギリギリになっちゃうことが多いんです。そこを毎回、こちらの納期通りにバッチリ合わせていただけているという……。いつもだいぶ無茶を言っているんだろうなあ、と申し訳なく思っています。

清水 それは本当にそうです(笑)。見積もりも非常に早くいただけるので、こちらとしても素早く判断を下せる。たまにハンドキャリーで機材を持ってきていただいたりして、本当に申し訳ないんですが(笑)。

――裏を返せば、それだけ機材にはこだわりたいという気持ちがあるということですね。

清水 僕は昔から、クリエイターがある程度のクオリティーを出すにはしっかりした機材が必要だと思っていて。経験値があって高いテクニックを持っているという人は別ですけと、必ずしもそういう人ばかりではないので。そこでスペックの高い機材に頼ることにより経験やテクニックを補うことができ、またそれにより個々のスキルの向上がはかれるのであればと思っています。

曽我 僕の場合は単にガジェット好きだったりするところもあるので、ついついコスト感覚を忘れがちなんですが……。TITAN Xが出たら挿したいし、GTX 1080 Tiが出たら挿したいし、Core i9の18コアとりあえず使ってみたいです! みたいな(笑)。ただ、ハードのスペックって実際に使うかどうかはともかく、数字が大きいことに対する夢みたいなものはあるじゃないですか。そういうのが楽しい! っていう若い子たちに、高いスペックのものをポンと与えると、一気に飛躍することもあったりするので、良い環境づくりはこれからも大事にしていきたいですね。もちろん無駄遣いはしない、という前提はありますが(笑)。

――少し前に比べて、日常生活でPCに触れる若い方は減っているかもしれませんね。若いうちにいいものを触ってもらうのは大事だと思います。

曽我 一時期は一家に1台PCがあるみたいな時代があったのに、いまの若い子たちって、それがまた衰退して、スマホが中心になっちゃった世代なんですよね。その子たちの多くはスマホやタブレットの中で満足できることを探して、そこに収まっちゃっている。でも、クリエイティブなところに職を求めたいっていう人たちには、やっぱりちょっと良いものを一回触って体験してごらん、というのはすごく言いたいんです。

 これだけ世の中が便利になって、クリエイティブに対する敷居ってすごく下がっているのに、小さく収まっちゃってるのは勿体ないと思うんですよ。便利なインターフェースとして、各人の持っているデバイスがスマホに最適化されていくぶんには仕方ないんですが、だからといって高スペックなものが必要ない時代が来るとはとても思えない。たとえば専門学校の先生であったり、中学とか高校でもいいですけど、そういうハイスペックな機材の楽しさを伝える機会がどこかで持てればいいですよね。けっこう、見える世界も変わってくると思うんです。僕自身、最初にPCとペンタブレットでイラストを描いたときは感動したので。

――最後になりますが、リンクトブレイン様の今後の展望についてお聞かせください。

清水 PCや専用端末で遊ぶようなゲームもそうですし、スマホで遊ばれているゲームもそうですけど、全体のクオリティーがどんどん上がってきて、ユーザーさんの目も肥えてきています。それに伴って、クリエイターのスキルや経験値の向上も求められるとは思うんですが、とは言っても経験やスキルを積むにも時間がかかります。であれば、ある程度効率化している使いやすい機材やツールで足りないところを埋めていくしかない。その上で、我々としては元々ゲームを作りたいという人がたくさん集まっているので、いまあるものより一歩進んだクオリティーで、みなさんに楽しんでいただける面白いタイトルを、福岡から発信していきたいとは常に意識しています。

曽我 僕らの開発って、やっぱり道具がないと何もできないんです。特に、現代のこれだけ複雑化したコンテンツを作れと言われてしまうと、本当に機材の重要性は無視できない。じゃあそのときに、適切なPCを自分たちだけで選べるかというと疑わしい部分がありますし、そこに対してのキャッチアップができている、最前線に立っているTSUKUMOさんとタッグを組めている、というのは本当にありがたいことだと思っています。ただ、当然TSUKUMOさんも慈善事業でやっているわけではないので(笑)、僕らは僕らでそういうハードを扱うニーズの掘り起こしをやっていかないと、いずれ今みたいなサポートも得られなくなってしまうのではないかと、同時に思うんですね。なので、そういうハードが皆さんにエンターテイメントや喜びを与えるのに役立っているんだよ、ということを上手く伝えられるような作品を作っていきたいです。

――本日はありがとうございました!


提供:Project White

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう