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株式会社リンクトブレインのお2人に聞いてみた

福岡のゲーム開発・イベントでゲーミングPC『G-GEAR』が選ばれる理由とは?

2017年09月08日 11時00分更新

「イベントの機材調達も含めてのお付き合い」

――さっそく、具体的な機材導入の話に移りたいと思います。福岡でTSUKUMOさんの「G-GEAR」を導入したのはどのようなきっかけだったのでしょうか?

清水 もともと東京ではプランナーや企画担当のメンバーが多くて、本当にハイスペックなPCを購入する必要がなかったんです。福岡では当初からクリエイター系のメンバーが多かったのと、事業的にも成長してきたので、ある時期にしっかりした機材を導入しようということになりました。その際、ある程度相談ができたり、自分たちで判断できないところは信頼してお任せできる会社さんに手配した方がいいねという話になり、前職でTSUKUMOさんとお付き合いのあったメンバーからご連絡をして、取引が始まっています。福岡で最初に機材を導入させていただいた頃は、まだ社内のメンバーが8人ぐらいで、その中でもハイスペックなPCが必要な人は4~5人という状況でした。

曽我 それまでは弊社でクリエイター向け機材の知見がなく、必要なら個人がその都度、稟議に上げていたので、法人として一気にPCを購入する機会がなかったんですね。で、実際TSUKUMOさんに見積もりを出していただいたんですが、「このPC、本当にこの値段でいいんですか?」みたいなところから話が始まって(笑)。僕自身、前職を含めて法人価格でもここまで(の安価さ)は経験がない、というぐらいの見積もりが出てきたので、最初は「ぜひともよろしくお願いいたします」という流れでした(笑)。

福岡市にある「ツクモ福岡店」。法人営業所が併設されており、直接相談に行くこともあるとか

 もうひとつは、弊社主催の「Unreal Engine」関連の公式セミナーであったり、「HTC Vive」を使ったVRの体験だったり、結構イベントもやっていて、そこでPCはもちろん、他の機材も必要になるんです。TSUKUMOさんは福岡に大きな店舗さんを持っていらっしゃる(編注:ツクモ福岡店)ので、たとえば何かイベントの際に機材提供をお願いできないかとご相談したところ、そちらも快諾していただいて。そうした価格面やイベントの相談事をひっくるめて、弊社にとっては長くお付き合いさせていただきたいなと。

清水 VRの体験イベントなんかでは、ヘッドマウントディスプレーを含めた機材一式を、設置も含めてお願いしたりとか。

――導入されているPCのスペックはどういったものなのでしょう。

曽我 基本的には、NVIDIAのGeForce系のグラフィックスを採用したPCを使っています。

――一般的にクリエイティブ向けといえば、同じNVIDIAのQuadroシリーズを思い浮かべる人も多いかと思います。そこは曽我さんのこだわりなのでしょうか?

実際にオフィスのPCを見せていただいた。G-GEARのほか、同じくTSUKUMOのブランドであるeX.computerのPCも設置されていた

曽我 最初の機材検討の際に「GeForceで行こう」と言ったのが、私ともう一人、3Dグラフィックス担当のチーム長で。もちろんQuadroの方が動画編集やOpenGLでは強いですし、AAA級のゲームタイトルや映画製作であったり、4K・HDR対応やカラーマネジメントをちゃんとしたい場合であれば、基本的にQuadroを選択するのがいいとは思います。ただ、現在弊社が請け負っているような一般的なゲーム系コンテンツであれば、Quadro級の性能を必要とする場面は意外とないんですね。

 それともう1点、Unreal EngineにしろUnityにしろ、実際に動かしてみると、Quadroのような正確な計算をして正確な画を出すものより、速度が速い、つまりフレームレートを落とさないGPUのほうが遥かにありがたい場面が多かったんです。弊社ではUnreal Engine 4を使うような業務も実際にありますし、性能の高いPascal世代(編注:GeForce GTX 10シリーズ)が出てきたタイミングでもあったので、将来的なことを考えても、しばらくはGeForce系でいいんじゃないかという判断をしました。

――GPU以外でも、たとえば4コア以上のハイエンドCPUを使ったX99プラットフォームと、よりコンシューマー向けのZ170プラットフォームのPCを導入していると伺っています。作業者の方に対しては、どのようにPCを振り分けているのでしょうか。

曽我 そこは割とシンプルで、3Dを扱う人間はX99、扱わない人間はZ170という感じですね。X99プラットフォームのPCを導入する際も、「こっちはQuadroでいいんじゃない?」みたいな議論はあったんです。ただし、あくまで全員がUnreal EngineをPCに入れることが前提になっていたので、結局DirectXの動作を優先するならGeForceかなと。機材についてより具体的に言うと、いま弊社のほとんどのPCはGeForce GTX 1070を搭載したモデルで揃えています。最終チェックをする人間などはともかく、1つのプロップ(prop。ゲームや映像作品に登場する背景要素や小道具)を作る、あるいは1つのレベルに対して作業をコミットするメンバーに対しては、コストも考えてGTX 1070で十分であろういう判断です。

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