パナソニックがスマホで外出先から運転開始できる新ななめドラム洗濯乾燥機を発表。液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能が特徴です。洗濯乾燥機のタンクにあらかじめ洗剤を入れておくと、洗濯物の量に適した分量を機械が自動的に投入してくれます。10月1日発売。
ななめドラム洗濯乾燥機
NA-VX9800
洗濯11kg 乾燥6kg
予想実売価格38万円前後
パナソニック
http://panasonic.jp/wash/
家電ASCIIの盛田 諒(34)です、こんにちは。育児連載「男子育休に入る」などをやっています。最近、離乳食をはじめた赤ちゃんが楽しそうに飯を吐きこぼしてくれるので、洗濯物がドンドコたまっていきます。楽しいですね。ドラム式洗濯乾燥機が欲しいなーと思っていたところ、パナソニックが新製品を出してきたのでどれどれという感じです。
パナソニックの特徴は「温水泡洗浄」の洗浄力。電器店で「子供が運動部に入っているなら泥汚れに強いパナソニックを」とオススメされたこともあります。
新製品の目玉は液体洗剤の自動投入機能。使うときに洗剤を入れる必要がないので、予約運転がラクチンです。たとえばわが家は共働きなので夫婦どちらも家にいない時間が長いのですが、朝のうちに洗濯物を放りこんでおけば、帰宅時間にあわせた予約運転ができます。また後で書きますが、スマホからも操作ができるので、とても便利です。
▲液体洗剤をドバーとタンクに入れておけます
同社によれば、いままで自動投入がむずかしかったのは、濃縮タイプのような液体洗剤の種類、水温があたたかい・冷たいといった違いにより、洗剤の粘り気が変わるためということ。洗剤がはちみつのようにトロッとしていても安定して吐出(としゅつ)できるようにするため、新製品ではピストンポンプを使った構造を新しく開発しました。
運転を開始すると、ギアードモーターがカムを回し、ピストンを上下に動かします。ピストンが引かれると洗剤を吸入し、ピストンが押されると吐出するというシンプルなしくみです。給水がはじまると、ピストンまでの経路に残っている洗剤をドジャーと洗い流します。経路に洗剤が残り、こびりついて汚れになってしまうのをふせぎます。
そして大事なことに、スマホアプリで外出先からも運転ができます。
▲公式アプリ「スマホで洗濯」で外から操作
できるのは、
・外から運転/予約
・ステータス通知
・洗剤/柔軟剤銘柄指定
など6機能。
外出先から予約運転できるのがとても便利です。運転が終わった時点で通知がくるので、終了時間にあわせた行動もできます。目玉機能の自動投入機能についてはアプリで銘柄を指定します。スーパーで売っているような人気製品がリスト登録されているので、銘柄を選んで洗濯機に送ると、適正な投入量が反映されるという形です。
▲仕上がり時間の予約ができます
▲終了時、洗剤不足時などにお知らせ
▲洗濯状況を見たり、洗剤を登録したり
あとは、小さなところですが、スマホとつないだ時点で洗濯乾燥機の扉にチャイルドロックがかかるというのは子持ちとしていいなと感じました。
ちなみにわたしが使っているマイナーな液体洗剤はリストに入っていなかったため、「洗剤パッケージに書いてある投入量を手入力で設定してください」といわれました。ついでにいうと、洗剤リストを選ぶメニューがトイレの男女マークのようなボタンなのですが、完全にデザインと同化していてボタンだとわかりませんでした。「簡単なチュートリアルがあるので」と説明を受けたのですが、たんなる運転・設定操作にチュートリアルが必要なのか、やや疑問でした。
こまかいことをネチネチ言いましたが、洗濯物を放りこんでスイッチを押せば洗濯から乾燥まで一気にやってくれるドラム式洗濯乾燥機は最高の時短家電です。食器洗い乾燥機・ドラム式洗濯乾燥機・電動アシスト自転車は「共働き時代の3種の神器」ともいわれており、冒頭のように共働き家庭のわが家でも絶賛導入検討中。スマホで簡単に予約運転ができるよ、なんて言われると、メッチャ心(物欲)動かされますね。型落ちでいいかなと思っていましたが、欲しいぞー。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中。
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