北欧の老舗エレクトロラックスが、コードレススティック掃除機「エルゴラピード」新製品発表。強力なフィルターを使ったことで、排気からPM2.5より小さな1ミクロンレベルの微粒子を99.99%除去できるとのこと。
製品グレード 電圧 希望小売価格
プレミアム 18V 6万4800円
スタンダード 18V 4万9800円
ベーシック 14.4V 3万4800円
エレクトロラックス
9月15日発売
http://www.electrolux.co.jp/ergorapido
※プレミアムとスタンダードのちがいは付属品の数
◎製品特徴
・業界トップクラスの吸引力
・専用機より高いふとん掃除性能
・圧倒的にきれいな排気←New!!
●トップクラスの吸引力
ゼロ歳児の父親をやっている盛田 諒(34)ですこんにちは。赤ちゃんが生まれてから室内の空気に気をつかうようになりました。以前は掃除機も気にせずブイーとやっていたのですが、床に赤ちゃんがいると思うと排気が怖いです。エレクトロラックスが1日に発売したスティック掃除機「エルゴラピード」新製品は空気清浄力が強みということで親としても気になります。
吸引力は並居る競合の中、トップクラスを自称します。
同社によれば吸引力は総合点が高く、カテゴリートップレベル。具体的にはフローリングのゴミ、カーペットのゴミ、猫砂のような大きなゴミの除去率を調べた結果、総合的にダイソンのような競合製品を上回る結果になったということ。
ふとん掃除の性能にも自信を見せます。去年発売した従来品と同じく、新製品にもふとん掃除機アタッチメントがついてくるのですが、同社のテストでは、他社製の専用ふとん掃除機と比べても、ダニアレルゲン除去率はNo.1だったということ。
具体的には一般的なふとん専用掃除機の94.4%を上回る99.3%。アタッチメントはUV照射式ですが、“たたき機能”や“あたため機能”など他社製品が搭載する機能はありません。しかし吸引力が高いためか、やはりNo.1だったそうです。
●圧倒的な清浄性の高さ
そして、目玉は排気の清浄性です。
フィルターにプリーツを入れ、表面積をざっと2倍にしたプリーツフィルターを採用。ハウスダストの中でもっとも細かい粒子PM2.5よりさらに小さい1ミクロンレベルの微粒子を99.99%キャッチできるとしています。素材自体も丈夫なものに変え、耐久性も上がったそうです。
こちらもやはり競合製品と比較しています。研究機関・新日本空調が排気にレーザーを照射し、競合製品にタバコの煙を吸引させ、排気の流れを調べてみたところ、
A社:排気口以外から微粒子をふくんだ空気がやや漏れている
B社:排気口からも、排気口以外からも、微粒子をふくんだ空気がかなり漏れている。掃除機で吸いこんだ粒子のほとんどが部屋に出てしまっている
という結果になったそうです。
一方、新エルゴラピードはほぼ排気に粒子がふくまれていないように見える結果だったということ。信じがたいというか、他社製品の結果が衝撃的でした。他社製品もフィルターの性能は良いのですが、パーツの気密性が悪いため、すき間から排気が逃げてしまう、という説明でした。
▲写真:A社。排気がやや漏れています
▲写真:B社。排気がかなり漏れています
▲写真:エレクトロラックス。運転しているのか一見分からないほど排気が漏れていません
●便利機能は従来から継承
そのほか、エルゴラピードの使い勝手は従来製品から継承しています。
◎こまかい特徴
・充電台に立てた状態でA4サイズ
・手元荷重500gで持ったとき軽い
・暗い部分を照らすLED照明搭載
・水平180°垂直90°に軽く動く
・ヘッドについたスイッチを踏むと、ブラシにからまったペットの毛や糸を自動的にキレイにする「ブラシロールクリーン機能」
・豊富な付属ノズル
じつはわたしの家では昨年のエルゴラピードを使っていたのですが、排気が匂うのがかなり気になっていました。ケミカルでイヤな匂いがします。日立のキャニスター型掃除機を使っていても平然としている赤ちゃんが、エルゴラピードを使った途端、なぜかオニャーンと泣いてしまうのですね。騒音レベルはたいして変わらないので、これは排気のくささでは……と疑っていました。
ハウスダスト、カビ、花粉、PM2.5のようなアレルギーの原因になるとされる物質は、一度気にしはじめるともうドンドン気になってくるものです。掃除機の排気がきれい(というか他社製品の排気が汚い)と言われると、ウッとくるものがありますね……。
エレクトロラックスはなにげに日本で初めてコードレススティック掃除機を発売したスウェーデンの老舗。国内のプロモーションが弱いためか知名度はいまひとつですが、性能はよいので信用しているほうです。あのイヤーな匂いが消えていてほしい。排気がきれいなら窓を開けずに掃除できて便利そうです。清浄能力が誇大宣伝ではないか試してみたいところです。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味のカジメン。今年パパに進化する予定です。Facebookでおたより募集中。
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