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Windows 10 Pro端末を上書きしてテスト可能

セキュリティを高めた機能制限版「Windows 10 S」のインストール方法

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

「Windows IT Center」からインストーラーをダウンロードする

調査依頼
「Windows 10 S」のインストール方法

 7月20日、「Windows 10 S」をインストールした「Surface Laptop」の国内発売がスタートした。Windows 10 SはWindowsストアからしかアプリをインストールできず、強固なセキュリティを備えるのが特徴だ。(「第261回 新登場した教育機関向け「Windows 10 S」は、機能制限版のWindows 10」を参照)

CPUやメモリ、ストレージの空き容量などがチェックされる

インストールファイルのダウンロードが始まり、その後インストールされる

 そんな中、8月4日にWindows IT Center(https://docs.microsoft.com/en-us/education/windows/test-windows10s-for-edu)でWindows 10 Sを既存の端末に入れてテストするためのインストーラーが公開された。サポートしているのはWindows 10 Pro/Pro Education/Education/Enterpriseとなり、Homeは対象外。Windows 10 Nや仮想OSアプリ上のWindows 10もサポートされていない。

エラーが出たら再起動して試してみる

インストールオプションを選択するとインストールが始まる

 「Test Windows 10 S on existing Windows 10 education devices」ページの中程にある「Download Windows 10 S」内の「Download installer」をクリックし、インストーラーの指示に従って操作すればいい。

コルタナのセットアップ画面が表示された。元の環境が日本語でも英語モードになっている

セットアップを完了すると、Windows 10 Sにサインインできる

 筆者は、Windows 10 ProのSurface Pro3にインストールしてみた。すると、最初は「0xc1900204」エラーが出た。Windows Updateの一般的なエラーで、特に原因が確定できない。まずは再起動して、もう一度試してみた。ところが今度は「0xc0000005」エラーになった。これはメモリーに不正にアクセスしたときに出るエラー。先ほどと内容が変わったのでもう一度試すとインストールがスタートした。再インストールにはなかなか時間がかかる。Surface Pro3が発熱でダウンしないように、扇風機の風を当てながら1時間ほど放置した。

 何回か再起動して、通常のインストール画面が開く。コルタナが話しかけてくるが、英語になっている。そのまま国やWi-Fi、マイクロソフトアカウントなどの設定を行えば、サインインできる。ちなみに、Windows 10 Pro Insider Previewも問題なく、Windows 10 Sにできた。

これでズバッと解決!

 教育機関向けにセキュリティを高めた機能制限版のWindows 10。現在は、Windows 10 Pro端末を上書きしてテストすることができる。


 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!


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