9年間も使えたThinkPad……でも限界!
私のメインマシンは「ThinkPad」。レノボのビジネスノートPCである。
現在使っているのは「ThinkPad T500」という、当時としてはそこそこ値の張った機種で、私としては2台目のThinkPadだ。
このThinkPad、ずいぶん長い間使っている。いつから使っているのか、もはや記憶もあいまいだ。
そこで、型番でリリース時期を調べてみたのだが、なんと2008年のモデルであった。つまり、約9年使っていることになる。
ほぼ毎日原稿を書き続けてきたマシン。それでも、故障らしい故障といえば、数年前にファンから盛大に異音が発生したことぐらい(保守パーツを取り寄せて自分で交換した)。バッテリーは完全にヘタっているが、常時AC駆動で使っているし、バッテリーを買ってくれば交換も可能だ。
こんなに長く使えたのはThinkPadの堅牢性のおかげかもしれないが、つい最近、Enterキー裏側の留め具が壊れた。キーがグラグラになり、押し方によっては外れてしまうこともままある。この結果、Enterキーの押し方に気を付けなければならず、そのほかのキーのミスタイプ、誤字脱字が増え、でき上がった原稿をチェックする上司のイライラ度も高まってきた。
キーボード交換してさらに使い続けてもいいのだが……もうそろそろマシンパワーも限界。ASCII.jpのサイトを完全に表示しきるのも30秒~1分ぐらいかかったりする。
ということで、そろそろマシンを買い替えたいな、という気分になった。
第7世代のCore i5搭載で7万円台のThinkPad
私がメインPCに求めることは3つ。光学ドライブを内蔵していること、ディスプレーは15型、フルHD解像度以上であること、そしてマウス操作は光学ポインティングスティック型であることだ。
光学ドライブは、いまだに広報画像をCDで配布する企業が多いため必須。また、CDでしか聴けない音楽というのもまだあるので、メインPCには必要だ。外付けドライブでもいいのかもしれないが、筆者の机は狭いので、別途ドライブを置く余裕はない。
ディスプレーは、仕事柄複数のウェブサイトを調べつつ、テキストエディターで原稿を書きながら、写真画像を加工したりするから大きいほうがいいわけだが、15型以上ならフルHD解像度は欲しい。
マウス操作に関しては、完全に個人的な事情。タッチパッド操作が苦手なのだ。
ポインティングスティック型となると、選択肢はやっぱりThinkPadが最有力となる。そこでレノボの直販サイトを見てみると、第7世代のCore i5-7200U(2.50GHz)搭載で8GBメモリー、500GB HDD、15.6型のフルHDディスプレーを採用したモデルが7万円台で買えることが判明。ということで、買い替えることにした。
そのモデルが「ThinkPad E570」。スタンダードクラスのビジネスノートだ。
ThinkPad Tシリーズは「T470s」として現在も存在しており、機種にこだわるならばそちらを買うべきなのだが、画面が14型とT500より狭いのと、価格が10万円以上する上級機種ということで、ちょっと断念。
逆に考えると、これまで結構な上級機種を使っていて、そこからちょっとお安めの機種に乗り換えることになる。やや不安だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります