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12万円台で4K 1.38kgの2 in 1「Yoga 910」が買いなワケ!

2017年07月29日 11時00分更新

 クラムシェルノートPCやタブレットPCとしてだけでなく、スタンドモード、テントモードと4種類の形状で利用できる点が特徴の、ディスプレーが360度開閉する2in1モバイルPC。2in1モバイルPCのいちジャンルとして完全に定着しただけでなく、”Yogaタイプ”と呼ばれることも多いが、それはレノボの「Yogaシリーズ」がこのジャンルの先駆者だからだ。そのレノボが発売する、ディスプレイ360度開閉型2in1モバイルPCとして高い人気を誇っているのが、今回紹介する「Yoga 910」だ。

スタイリッシュなデザインが魅力的

 Yoga 910の大きな特徴となるのが、なんと言ってもそのスタイリッシュなデザインだろう。アルミニウム合金を採用するボディは、見た目にも非常に高級感溢れており、持つことへの喜びを感じるほど。

カラーは今回お借りしたシャンパンゴールドとプラチナシルバーの2色

 表面にサンドブラスト加工が施されたボディは、むやみに主張することはないものの、存在感は抜群。なめらかな手触りで、かつ手に持っても指紋の痕が付きにくい点も、デザイン重視のモバイルPCとして大きな魅力だ。

 しかも、高さは14.3ミリと、薄さも極められている。液晶部が360度開閉する、Yogaタイプの2in1モバイルPCとして圧倒的な薄さを実現しており、高級感もありながら重量も1.38キロと軽量な方で、薄い鞄にも余裕で収納し、ラクに持ち歩けるだろう。

 また、外観で大きなアクセントとなっているのが、ディスプレーと本体とをつなぐヒンジだ。腕時計の金属製バンドをヒントに、4本のシャフトと細かな板を組み合わせることで実現された「ウォッチバンドヒンジ」と呼ばれる特殊な構造のヒンジが、独特な質感を生み出している。

ウォッチバンドヒンジは、堅すぎず、柔らかすぎず絶妙なバランスで、液晶の固定とスムーズな開閉が行なえるようになっている

 しかも、360度スムーズにディスプレーを開閉できる点や180度フラットにディスプレーを開ける点も、競合製品にはない魅力。他に先駈けて360度開閉型2in1モバイルPCに取り組んできたからこその特徴だ。

 そして、一般的な2in1モバイルPCよりもひとまわり大きい13.9インチの液晶ディスプレーを搭載しながら、ボディーサイズは323(W)×224.5(D)×14.3(H)ミリと、13インチのディスプレー搭載2in1モバイルPCと同等のサイズを実現する。

 これは、ディスプレーの左右および上部ベゼル幅が極限まで狭められているからだ。実際にディスプレイを見ると、ほとんど額縁がなく、表示される映像への没入感は非常に優れている。画面サイズの大きさと合わせて、この点も競合製品に対する優位点と言っていいだろう。

左右のベゼル幅は実測で約7ミリほどと薄く、本体サイズの小型化と高い没入感を実現する

4K液晶搭載モデルの、圧倒的な表現力に圧倒

 Yoga 910では、競合の2in1モバイルPCよりも一回り大きい、13.9インチの液晶ディスプレーを搭載していることは先に紹介したとおりだが、そのディスプレーにも大きな特徴がある。それは、表示解像度がフルHD(1920×1080ドット)対応モデルだけでなく、4K(3840×2160ドット)対応モデルもラインアップされているという点だ。

 15インチ以上のノートPCでは、4K表示対応ディスプレーを搭載する製品も少なくないが、モバイルPCではまだまだ少数派だ。そして、ディスプレーの小さなモバイルPCでは、4K表示にすると文字が小さく見づらくなってしまうという懸念もあるだろう。

しかし、Windows 10ではスケーリング表示機能が改善されていて、文字サイズを大きく設定していても表示が崩れることが少なくなった。そのため、超高解像度ディスプレーも快適に利用できるようになっている。

 スケーリングでサイズを大きくした時の非常になめらかな文字表示は、見やすさも抜群だ。そして、文字サイズを調整することで、見やすさ重視か、情報量重視かを自由に設定できる点も、超高解像度ディスプレーの大きな利点だ。

 もちろん、高画質4K動画も品質を損なうことなく表示できる。4K動画では、奥の方に見える建造物や樹木なども非常に鮮明に表示されるため、奥行き感が増し、臨場感が高まるが、それを体感するにはもちろん4K表示に対応したディスプレーが必須。

 今回、4K表示対応ディスプレー搭載のYoga 910と、フルHD表示対応液晶を搭載するモバイルノートPCで4K動画を見比べてみたが、当然ながらYoga 910のほうが圧倒的に精細感に優れる表示だった。フルHD液晶では、模様が潰れたように見える部分も、Yoga 910の4Kディスプレーならよりクッキリ確認できる。

4K表示(左)の方は、拡大した際、木々の葉もよりくっきり描かれているが、フルHD(右)の方は押しつぶされ、全体的にぼんやりとした印象

 それだけでなく、発色やコントラストにメリハリがあり、表示の鮮やかさという点でも、Yoga 910のほうが上回っていると感じる。もともとのディスプレーの表示品質の高さに加えて、高精細表示によって細かな部分までしっかり表現できていることが大きく影響しているのだろう。この映像を見ると、もはやフルHDディスプレイには戻れないと感じるほどで、選ぶなら4K表示対応ディスプレー搭載モデルが圧倒的にオススメだ。

充実のスペックも大きな魅力

 では、Yoga 910の4Kディスプレー搭載モデルのスペックを確認しよう。搭載CPUはCore i7-7500Uと、最新の第7世代Core i7を採用。また、メモリは16GBと余裕があり、内蔵ストレージもPCI Express仕様の高速なNVMe対応SSDで、容量も512GBとなかなかの大容量。無線LANは802.11ac対応(2×2)で、データ通信も非常に快適。

 さらに、ノートPCとして見逃せないキーボードも、キーピッチが約19ミリフルサイズでストロークも薄型モバイルPCとしては十分な深さがあり、快適なタイピングが可能。キーボードバックライトも備えるので、暗い場所でのタイピングも快適だ。このあたりは、優れたキーボードの操作性で定評のあるThinkPadシリーズを持つレノボだからこその魅力だ。

キーボードは、誤入力が減るキー間隔のあるアイソレーションキーボード。薄型の割にはしっかりとした打鍵感がある

 そして、外に持ち出す機会の多いモバイルPCだからこそ重要なセキュリティ機能も抜かりがなく、右パームレストに指紋認証センサーを用意。もちろん、Windows 10でサポートされた生体認証機能「Windows Hello」対応だ。これにより、優れたセキュリティ性と、簡単にWindowsにログオンできる利便性を両立できる。

指ひとつでログオンが可能。すばやく、PCを使えるようになるのは、思っている以上に快適だ

 外部ポートは、左側面にはUSB Type-Cポートが2ポート(一方は電源入力兼USB2.0対応、もう一方はUSB3.0対応)、右側面には標準サイズのUSB3.0ポートが用意されている。ポート自体はそれほど多くはないかもしれないが、標準のUSBポートがあるため、USB周辺機器も変換することなく利用可能な点は嬉しい。

薄型なためインターフェースは少なめ

 この他、底面にはJBLブランドの高音質ステレオスピーカーも内蔵する。薄型のモバイルノートPCでは、スピーカーの音質がやや弱いものが多い中、Yoga 910の内蔵スピーカーは、このクラスでもトップクラスの高音質。高精細4Kディスプレイで映像コンテンツも内蔵スピーカーだけで十分な迫力で楽しめる。

底面の左右、手前側にJBLスピーカーを内蔵。薄型PCながら、迫力な音量で楽曲が楽しめる

 最後にモバイルPCで最も気になる、バッテリー駆動時間を見てみよう。公称では、約11.5時間(JEITA 2.0)の駆動が可能とされている。そして、実際にWindowsの電源プランを「バランス」、液晶バックライト輝度を50%に設定し、バッテリーベンチマークソフト「BBench」でキーストローク出力とWeb巡回をオンにして計測してみたところ、約9時間52分だった。実測でこれだけの駆動時間なら、モバイルPCとして十分に満足できるはず。1日の外出時でもACアダプター不要で利用できるだろう。

価格がこなれて高コスパな今こそ買い時だ!

 Yoga 910は、2017年1月に登場した製品だ。ただ、登場から約半年が経過した今でも、その魅力は一切色あせていない。性能的には、最新モデルと比較しても全く見劣りすることなく、まだまだ最前線で活躍できる製品だ。

 しかも、登場から時間が経過していることもあって、価格面でもこなれてきている。今回紹介した4Kディスプレー搭載モデルは、クーポンを利用した値引によって、直販価格が16万4160円と、スペックを考えると破格の安さとなっている。

 また、フルHDディスプレー搭載の下位モデルも12万8898円と、こちらも非常にお買い得だ。

 このように、現在でも競合製品に対して大きな優位性を保っているYoga 910は、手ごろとなった価格と合わせて、発売当初よりもさらに魅力が高まったと言っていい。毎日持ち歩ける高品質な2in1モバイルPCを探している人に、自信を持ってオススメしたい。

(提供:レノボ)

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