鴻海グループ会社のDUOECHO、Mee audio新機種も
ULTRASONE初のBluetooth製品、デノンのCDプレーヤーなど
秋葉原で7月15日~16日に開催中の「ポタフェス 2017 夏」。その会場の展示の中から、発売間近の新製品を中心に紹介する。ULTRASONE初のBluetooth製品、デノンの据え置き小型CDプレーヤー、クラウドファンディング発の持ち運びやすいBluetoothスピーカーを紹介する。
ハウジングに取り付けて無線化できる、ULTRASONE「SIRIUS」
ULTRASONEはPerfoemance 840/860/880のオプションとなる「SIRIUS」を展示。
ヘッドフォン側のケーブル端子に取り付けるBluetoothアタッチメント。プラグはULTRASONE用スピーカーケーブルと同じ4極端子。そのため、形状的にはPerformanceシリーズ向けだが、うまく差せれば、Signatureシリーズなどでも使えるようだ。ただし若干取り付け時には安定しないし、メーカーのサポート外となるため、あくまで自己責任でとなる。価格は2万1000円で、発売は夏(9月ごろまで)としている。
合わせてULTRASONE初のBluetoothヘッドフォン「Go Bluetooth」も展示。ちょうどGoの生産が完了し、市場在庫のみとなったタイミングで入れ替わる形となった。なお、Goと比べてヘッドバンドの伸縮範囲を広げているため、より多くの人が装着しやすくなった。
秋葉原で7月15日~16日に開催中の「ポタフェス 2017 夏」。その会場で見つけた新製品を中心に紹介する。
デノンは、薄型のスロットインタイプCDプレーヤーを展示
デノンは、幅280mmのハーフサイズで高さ71mmと薄型のCDプレーヤー「DCD-100」を一般向けに初公開。。ネットワークレシーバーの「DRA-100」との組み合わせを想定した製品で、ヘッドフォン再生も視野に入れた、コンパクトなオーディオシステムが組める。
鴻海グループ会社による、水筒型のステレオスピーカー
「DUOECHO」(デュオエコ)は、現在クラウドファンディングのMakuakeで募集中のポータブルBluetoothスピーカー。FIT鴻海の製品でライテックが扱う。竹風鈴をモチーフにしたという円筒形の筐体は中央で分離し、水筒を持ち運ぶ感覚でステレオスピーカーを携帯できる。
本体にはマイクを内蔵し、6~8時間程度のバッテリー駆動が可能。スピーカーを自由な位置に配置できるためステレオ感や音場感の調整も容易だ。試しに両手で、左右手前から耳に向けて持ってみたが、音に包囲される感じが斬新だった。
クラウドファンディングでは2万円台で募集されているが、市場投入する際には3万9000円程度の実売価格になるとしている。
好評のPINNACLE P1の後継機
MEE audioの「PINNACLE P2」は、フラッグシップモデルのP1をベースにした改良版。直径10mmのダイナミック型ドライバーを使用。インピーダンスは16Ω、周波数帯域は17Hz~20kHz、音圧感度は100dB/mW。
40万円台の高価な海外製USB DACも試聴
トライオードブースに展示されていたオランダDiDiT High-EndのUSB DAC「DAC212SE」。税抜で45万円という高価な機種だが、最大384kHz/32bitのPCM(DXD形式)やDSD512にも対応。ヘッドフォン出力や、バランス(XLR)出力を備える。本体サイズは幅212×奥行き212×高さ50mm、重量2.7㎏。S/N比135dB、全高調波歪率は0.00035%と優秀。I2S HDMI出力などももつとのこと。
物理的な工夫で頭外定位を目指した「Crosszone CZ-1」と組み合わせて聴いてみたが、解像度が高く、情報量豊富なDAC側の特性と、ヘッドフォン側の響きの豊かさが調和してなかなか楽しく聴ける音になっていた。
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