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トップウイングブースには、PAW Pico用アプリもお目見え

ポタアンで20V駆動とかやっちゃう香港AROMA

2017年07月16日 19時00分更新

 7月16日までベルサール秋葉原で開催中の「ポタフェス 2017 夏」。トップウイングブースでは「音質最優先」のコンセプトを具現化する新製品が並んだ。

トップウイングブースには、7月17日発売の「Dharma D200」も展示。LotooとENIGMAアコースティックの共同ブランドで、シングルドライバーにこだわった製品。価格はおよそ3万円

 香港のAROMAブランドの多ドライバー内蔵のイヤフォンとポータブルアンプ用電源ユニットが登場。持ち込まれたのはいずれもプロトタイプの段階だという。

 一般的なポータブルアンプの駆動電圧は9V程度に設定されているそうだ。が、AROMAのアンプ「A10」はよりパワフルな15V駆動。これをさらに強化するのが専用電源ユニット「PS100」だ。専用のコネクターで接続してだいたい20Vくらいでドライブするという。

 詳細は決まっていないが、完成度は一定以上となっており、間もなく何かしらの発表ができるだろうとしている。価格は「6~8万円くらいになるだろうか?」としていた。

「Nebura N10」(画像左)でDA変換した信号を「A10」(画像右)でドライブ。電源は「PS100」(画像中央)でさらに昇圧するという、なんともモリモリな構成。持ち運べるならばポータブルなのだ!

 イヤフォンは「初(Early)」「雙(Twins)」「堯(Yao)」の3モデル。既報の通り初(Early)はBA×1/ダイナミック×1、雙(Twins)はBA×7、堯(Yao)はBA×12という構成。フェースプレート部分はアルミだが、製品版ではステンレスを予定しており、雙(twins)には帯域分割機構も盛り込まれる予定だという。

 「何とか持ってきた」という状態のため詳細なスペックはまだ決定しておらず、販売予定価格も未定とのこと、発売時期に関しても「秋、かなぁ……」と悩ましげの様子。

「何とか持ってきた」というイヤフォン「初(Early)」「雙(Twins)」「堯(Yao)」。フェースプレートの変更など、まだまだ仕様は固まっていないという

 春のヘッドフォン祭で発表された「PAW Pico」に続報。中国語版のみだったスマホ用コントロールアプリだが、このたび英語版もカタチになったとしてブースにプロトタイプが展示された。メニュー表記は英語だが、2バイト文字も認識するため、日本語の曲目表記も可能だという。

 まだバグが出ることもあるため調整が必要としながら、音声案内をはじめとした様々な仕掛けを予定しているという。“ハイレゾ版iPod shuffle”とでもいう位置付けのPAW Pico。日本語版アプリが完成次第、発売がアナウンスされる予定だ。

イイ音鳴らすちっこいヤツ「PAW Pico」のアプリも熟成中。コレの日本語版が完成すれば発売されるという

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