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見た目はそのまま、中身は別物

孤高の電流駆動純A級アンプがフルバランス化! Questyle「QP2R」

2017年07月07日 10時00分更新

特許技術「カレントモードアンプテクノロジー」回路がフルバランス化した「QP2R」

 S’NEXTは7月7日、Questyle Audio Technologyのハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「QP2R」を国内発表した。発売は7月下旬から8月上旬を予定しており、価格は15万9800円前後。

 特許技術「カレントモードアンプテクノロジー」を使った純A級アンプ搭載機「QP1R」に続くモデル。消費電力と発熱量の大きさから、従来のポータブル製品には純A級アンプの搭載が避けられてきたが、一般的な電圧増幅ではなく電流増幅方式を採用することでこれらの問題を解決。アンプ部は引き続きフルディスクリート回路で構成される。

 新製品は従来機の外装を踏襲しながら、新たに2.5mmバランス出力を搭載して内部回路をフルバランス構成へ一新。また「BIASコントロールシステム」を搭載し、多ドライバーのIEMといった低インピーダンス機からハイエンドヘッドフォンまで、安定して駆動するという。全周波歪率+ノイズはバランス出力で競合製品よりも1桁小さい0.0005%、アンバランス出力でも0.0006%。出力インピーダンスは0.1Ω。

 DACチップは旭化成の「VERTIA AK4490」。DSD 11.2MHzとPCM 384kHz/32bit(浮動・固定)まで対応音源が拡張された。USB端子はType-Cとなり、microSDスロットは音質を優先するためとして、1基に変更されている。

 バッテリー性能は連続再生時間が10時間。サイズは幅65×奥行き14.5×高さ134mm、重量は約214g。カラーバリエーションはスペースグレイとゴールドの2色。

内部回路の様子

6月のポタフェス名古屋に出展された試作機。この時は「製品版とは異なる」としていた

見た目は従来機「QP1R」とほとんど変わっていない(画像ゴールド機がQP1R)上にmicroSDが1基省略された。その理由は全て音に注力するためだという

名古屋では革ケースやスタンドといったアクセサリーも展示されていた

初出の際、出典元の画像に誤りがあったため、画像と一部表現を訂正いたしました。(2017年7月12日)

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