NTTコミュニケーションズは7月3日、企業向けモバイルネットワークサービス「Arcstar Universal Oneモバイル グローバルM2M」の、IoT向け「100円SIM」を提供開始すると発表した。
IoT機器あたりの通信量が1MB以内であれば月額料金が税別100円となり、見守りサービスや機器の遠隔監視などのIoTサービスに適しているという。通信料金はIoT機器が実際に通信を始めるまで、最大11ヵ月間は課金が開始されない。初期費用は1回線あたり500円。
通信はモバイル回線からインターネットを経由せずに専用のVPN「Arcstar Universal One」へ接続。インターネット上のサイバー攻撃を受けることがなく、セキュアな通信環境を提供するとしている。
SIMの通信はポータルサイトから一元的に利用や休止といった切り替えが可能。データ通信量の確認や通信量が閾値を超えた場合のアラート設定もでき、多数のSIMカードを利用する環境で管理稼働を削減できるという。これらの機能はAPIでも提供され、企業のシステムに組み込むことも可能。
サービスは日本、アメリカ、イギリスなど、25の国と地域で展開。同一国・同一地域内で複数のキャリアと接続でき、接続しているキャリアで障害が発生した時や圏外になった場合でも、自動で別のキャリアへ接続して通信できる。
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