週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Ryzen 7 1700X搭載機がついにG-Tuneから登場!!

重量級ゲームも快適!! Ryzen 7 1700X+GTX 1080搭載の「NEXTGEAR-MICRO am540PA1」の実力を探る!

2017年07月13日 11時00分更新

冷却性能の高いミニタワー型

 NEXTGEAR-MICRO am540PA1は、ATXミニタワー型のPCケースを採用している。より拡張性の高いミドルタワーに比べてシャドウベイの数がわずかに少ないものの、ゲーミングデスクトップとしては比較的コンパクトで設置しやすい点がポイントだ。インターフェースは十分な種類と数が用意されており、周辺機器の利用やパーツの追加/交換にも問題なく対応できる。またすべての面に通気口が用意されており、エアフローによる熱対策も万全だ。

NEXTGEAR-MICRO am540PA1のバックパネル

フロントパネルのインターフェース類。標準ではメモリーカードスロットには非対応だが、購入時のオプションで追加できる

サイドパネルを開いた状態。試用機では配線が整然とまとめられ、非常にスッキリしたレイアウトだった

試用機のCPUクーラー。この下にM.2スロットが用意されている

マルチコア性能が非常に高い!

 続いては、NEXTGEAR-MICRO am540PA1のベンチマーク結果について紹介しよう。ちなみに今回は比較用に、Core i7-7700K搭載モデルの結果もまとめている。Ryzen 7 1700Xのパフォーマンスを把握するための参考にしていただきたい。

試用機の主なスペック
種別 NEXTGEAR-MICRO am540PA1 比較機
CPU Ryzen 7 1700X(8コア/16スレッド) Core i7-7700K(4コア/8スレッド)
グラフィックス GeForce GTX 1080 GeForce GTX 1080
メモリー 16GB 16GB
ストレージ 240GB SSD+2TB HDD 480GB SSD+2TB HDD

 CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」では、マルチコア性能を表わす「CPU」で「1542」という結果となった。Core i7-7700Kと比べると、その差は1.58倍。同価格帯のモデルでこれだけの差が出るのは驚きだ。ただしシングルコア性能についてはCore i7-7700Kのほうが優れている。シングルコアで動作するソフトであれば、クロックの高いCore i7-7700Kのほうが有利ということもあるだろう。

「CINEBENCH R15」の結果。左がRyzen 7 1700Xで右がCore i7-7700K。Ryzen 7 1700Xは、マルチコア性能を表わす「CPU」で「1542」という結果となった。Core i7-7700Kと比べるとその差は1.58倍だ

「PassMark PerformanceTest 9.0」の「CPU Mark」結果。このテストでもシングルスレッド以外の結果はRyzen 7 1700X(左)のほうが優れている

 PCの総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 8」では、Core i7-7700K搭載機のほうが優れた結果が出ている。これはPCMark 8のテストではコア数よりもクロック数が有利に働くためかもしれない。日常的な作業やビジネスにおいて、Ryzen 7 1700Xのコア数はあまり大きなメリットとはならないようだ。

「PCMark 8」の「Home accelerated」結果。左がRyzen 7 1700Xで右がCore i7-7700K

「PCMark 8」の「Creative accelerated」結果。左がRyzen 7 1700Xで右がCore i7-7700K

マウスコンピューター/G-Tune

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう