週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

車載以外でも活躍するBluetooth送受信器「JPT1」:Xperia周辺機器

2017年06月11日 10時00分更新

 筆者の車はカーナビを搭載しており、BluetoothでXperiaと接続して音楽も聴けるし連携して通話も可能ほど充実した機能があります。

 その一方で、家族用の車には予算的な都合や諸々の事情からカーナビがないのはもちろん、カーオーディオにもCDくらいしかありません。

 ふだん家族用の車には乗ってないこともあり、たまに乗ると思わず口を滑らせて「CDしか聴けないのかー」などと言ってしまい「いつになったら私の車を買い換えてくれるの?」と、あらぬ方向へ飛び火してしまう場合もあります。

 そんな事態を引き起こさないように(?)、Xperiaにはたくさん音楽を保存しています。これを車で聴けるようになるだけでも快適に感じられるはず。

 カーオーディオにBluetooth通信機能さえあればXperiaと接続して音楽を聴けるはずですが、大抵はそう都合よくは備わってはいません。では、どうすればいいでしょうか。まずはカーオーディオに「AUX(AUX IN)」という端子がないか探してみましょう。この端子さえあれば、まだまだカーライフは楽しくなります。

 さて、今回ご紹介するのはJPRiDEの「JPT1 Bluetooth トランスミッター & レシーバー」(JPT1)です。

 もともとBluetooth通信は送信側(TX)と受信機(RX)としての役割がそれぞれに分かれており、製品によってはどちらか一方しか備わっていないものもあります。今回の場合であれば受信側(RX)の機能さえあれば解決するのですが、両対応の製品を選んでおくと他の活用法も増えて汎用性が上がります。

 JPT1のサイズは43.8×43.8×12.4mmとかなり小さく、重さも18gと非常に軽量です。バッテリー容量は250mAhで、microUSBケーブルから約2時間でフル充電可能。連続使用時間は送信モードで約13時間、受信モードで約12時間とされています。

 対応規格はBluetooth 4.1で、対応プロファイルはA2DPのみ。通信距離は最大で10m。ややこしいのは、対応コーデックが送信モードのときがapt-XとSBCで、受信モードのときはAACとSBCだということ。このあたりは事前に接続する機器をチェックしておきましょう。

 音声接続端子は3.5mmのステレオミニプラグ。付属パーツとして3.5mmステレオミニプラグのケーブルと、ステレオピン(RCA)の変換ケーブルも付いているため、接続で困ることはまずありません。

 ではJPT1をさっそく使ってみましょう。まずはXperiaとペアリング。切り替えスイッチを「受信モード(RX)」にして電源ボタンを入れ、その後2秒間長押しするとブルーのLEDが点滅するので、XperiaのBluetooth設定からペアリングすれば完了です。Bluetooth接続名は「JPRiDE-JPT1」でした。

 JPT1には最大2台の機器を同時接続できますが、音声が出力できるのはどちらか一方となります。

 次にJPT1をカーオーディオのAUX端子にステレオミニプラグ経由で接続します。かなり軽いため今回の検証ではそのままぶら下げた状態にしていましたが、実際に使う場合はマジックテープで固定しておくと良さそうです。

 カーオーディオの再生を「AUX(AUX IN)」に切り替えて、Xperiaから好きな音楽を選んで再生すると、当たり前ではありますがカーステレオから音楽が流れてきました。今までCDしか聴けなかったカーオーディオから手軽にワイヤレス接続でXperia内の音楽を流せるだけで、なかなかの感動があります。

 ロングドライブでXperiaのバッテリー切れが気になるようであれば、シガーソケットから電源を確保できるようにしておきましょう。 こちらも手軽に利用できて、それでいてとても快適です。

 さて、車載でJPT1を使うと便利なことはわかりました。ですが、せっかくなのでもう少しいろいろな活用法を探ってみましょう。

 お気に入りの有線ケーブル式ヘッドフォンがあるとすれば、それをワイヤレス化して使うこともできます。あくまでも「受信モード(RX)」のコーデックはAAC/SBCのみとなりますが、それでも配線を気にせず使えるというのがメリットです。

 逆に「送信モード(TX)」にして使うパターンも考えてみましょう。そもそも「Xperiaから送信する機会はあるのか?」と自問しつつも、友人のBluetoothスピーカーで音楽を聴く場合、自分のXperiaを接続したくないといった場合には有効かもしれません。かなりムリヤリ感はありますが、そういったニーズがないとは言えません。

 個人的には、自宅で夜遅く「Amazon Fire TV」でAmazonプライム・ビデオを観るのが楽しみなのですが、家族が寝ているとどうしても音声が出せないため、ヘッドフォンに頼ることになります。

 今まではテレビのヘッドフォン端子から長いケーブルを延ばしてしたものが、JPT1を「送信(TX)モード」にして接続すれば、ワイヤレスのヘッドセットで楽しめます。

 「Xperiaはどこで活躍してるのか」とツッコミが飛んできそうですが、この場合は「Amazon Fire TV」のアプリを入れてリモコンとしてXperiaには活躍してもらいましょう。車載はもちろん、汎用性が高く活躍の場が広いのがJPT1の良いところです!

■Amazon.co.jpで購入

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事