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ホテルの宿泊客が無料で使えるスマホ「Handy」が日本上陸!

2017年06月01日 18時30分更新

 handy Japanは今日1日、ホテル宿泊者が通話もデータ通信も無料で使えるスマホ「handy」を7月1日からロイヤルパークホテルに提供すると発表した。

 handyはもともと世界17ヵ国で展開している、観光客向けのレンタルスマホ。600ホテル、11万客室へ提供されており、ホテル側がコストを支払っているので、宿泊客はすべてを無料で利用できる。ホテルの客室にアメニティーのように備え付けられており、宿泊期間中は自由に持ち歩ける。多言語に対応しているので、日本語がわからない外国人観光客でも気軽に使えるのが特徴。

handy Japan 代表取締役社長 勝瀬博則氏

シャープ 取締役兼専務執行役員 スマートホームグループ長兼IoT通信事業本部長 長谷川 祥典氏

ロイヤルパークホテル 常務取締役総支配人 笹井高志氏

 スマホはシャープ製のオリジナル端末で、ベースはAndroidだが独自のホーム画面が設定されており、周辺の観光情報やオトクな割引情報、Googleマップと連動して観光地までのナビゲーションをしてくれるなど、観光に特価した機能を備えている。通信はNTTドコモ網を利用する。電話は国際・国内通話も無料ででき、部屋間の通話も可能。自分のGoogleアカウントを設定すればPlayストアからいつも使っているアプリをインストールできる。チェックアウト後にリセットされるので、個人情報を残したままとはならない。

スマホのコストはホテル側が支払うことになるが、ペットボトルの水1本分くらいの金額で導入できるという。お客さんも水よりスマホ、という人も多いだろう

 今のところ、導入しているホテルはロイヤルパークホテルのみだが、今後はハイブランドのホテルだけでなく、チェーン系のビジネスホテルなどにも展開を考えているとのこと。2020年の東京オリンピックを見据えて、導入事例を増やしていくという。

シャープのオリジナル端末で、ベースとなるモデルはないとのこと。インカメラがないのも特徴

保護ケースが最初からついているので、ややゴツイ印象

オレンジ色のスイッチは電源のオンオフやスリープに使う

ボタンは目立つようにオレンジ色が採用されている

リアカメラでスナップショットを撮ったりできる

アプリもインストールし放題。自分がいつも使っているアプリを入れれば使い勝手も良くなるだろう

通話が国内外問わずし放題なのも大きい。気軽に自国にいる知り合いなどにかけられる

UIはオリジナルで、Androidのホーム画面は存在しない

周辺の観光スポットやオススメレストランなども検索できる

この辺はAndroidの面影を残している

客室にはこのように充電された状態で設置される


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