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音声信号をはじめとした全信号をデジタル化

JVC 議会向けフルデジタル会議システムを発表

2017年05月16日 09時00分更新

 JVCケンウッド・公共産業システムは5月15日、有線方式フルデジタル会議システム「PM-5000」シリーズを発表した。発売は5月下旬で、価格はオープン。

 コントロールユニット「PM-M550」、ターミナルユニット「PM-T51」、グースネックマイクロホン(ロングタイプ「PM-TA5L」またはショートタイプ「PM-TA5S」)、拡張用ジャンクションボックス「PM-X50」で構成されるシステム。操作はタッチパネルで発言者を指定する直感的なもの。

 コントロールユニットとターミナルユニットをLANケーブルで接続するだけで設置ができ、ターミナルユニットを順送りで接続する「ストレート接続」、ジャンクションボックスを使用して接続台数を増やす「ジャンクション接続」、ケーブルの断線や一部のターミナルユニットの故障が発生した場合も運用可能な「ループ接続」などの接続に対応する。

 コントロールユニットは4系統の会議ラインを搭載、1ラインあたり30台まで、トータルで最大80台のターミナルユニットを接続できる。さらに、ジャンクションボックス「PM-X50」を使用することで、最大240台までターミナルユニットの接続が可能。

 独自のフルデジタル音声伝送方式によって低遅延でクリアな音質を実現し、デジタルプロセッサーで議場の音声を調整可能とする。コントロールユニットにUSB無線LANアダプターを挿入することで、タブレットやPCからの設定・運用が可能。ブラウザーで機能設定やマイクのON/OFF、録音操作などができる。ターミナルユニットには賛成・反対・棄却の投票ができる3つのボタンも搭載する。

 会議の運営に合わせて「先押し発言」、「後押し発言」、「自動発言」、「発言申請」の4モードが選択可能。SDカード/USBメモリへの同時録音・リレー録音や、同時通訳など4チャンネルの切り替えと、最大10名までの同時発言に対応する。

 また、自動で録音・録画が開始できる会議システムソフトウェア「jmee(ジェイミー)」も同時に発売。カラーユニバーサルに対応し、簡単操作でカメラ・テロップの連動や残時間表示などができる。

ターミナルユニット「PM-T51」には投票用ボタンが備わる

コントロールユニット「PM-M550」

拡張用ジャンクションボックス「PM-X50」。最大で240回線の接続に対応する

システムソフトウェア「jmee」はカラーユニバーサルデザインを採用

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