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超絶な吸引力! ケルヒャーの業務用クリーナーの威力はまさにサイクロン!

2017年05月16日 12時00分更新

先端ツールいろいろで
さまざまなシーンに対応する高圧洗浄機

 先に紹介したエンジン式の高圧洗浄機以外に、モーター式の業務用モデルも数々用意されており、重機やトラックの汚れを清掃したり、工場や畜舎の清掃に使うモデルも多数ある。また船舶では、長年使っていると船底に着くフジツボをみるみる落とせるほどパワフルだ。

高圧洗浄機コーナー

 さて民生機のカラーリングは、黄色ベースでグレーと黒が使われているが、プロフェッショナル仕様はグレーがベースになっている。水圧と洗浄力、温水を噴出したりとさまざまな用途向けに、コンパクトなものから、セニアカー以上の大きさのものまでさまざま。会場では、水をぶちまけてデモするわけにはいけないので、カタログにあったさまざまな用途の高圧洗浄機をご覧いただきたい。

 さまざまなシーンで活用でき、より早く、よりキレイにできる高圧洗浄機。デッキブラシとホースを使っている職場なら、業務用機の導入を考えた方がいいだろう。人件費、水道代ともに安くなるのは確実だ。

 今回のエキサイティングフェアで目玉だったのは、配管内清掃ツールだ。冒頭の写真でもひときわ目立っているプールには、透明なパイプが用意されている。この中に、配管清掃用のツールを差し込むと、高圧水流で管内をキレイに洗い流してくれるというもの。

手元のトリガ部分と先端のホース。金属製のホースで自由に曲がる

ホース先端の高圧水流が出る部分。自由に曲がり、曲がりくねった配管内をスムーズに進む

 これまでの配管掃除と言えば、長いワイヤーの先にブラシが付いたものでゴシゴシやっていた。効率が悪いことは言うまでもないだろう。

 しかし高圧洗浄機を使えば、つまりを取り除き同時に水洗いしてくれる。それだけでなく水流で自動的に奥に入り込んでいくので、トリガーを引くだけで大きな汚れから、管にこびりついた汚泥までもがキレイになるというわけだ。

ツールを差し込んでトリガーを引くだけで、配管清掃があっという間に終わる

先端ツールから延長ホース、専用洗剤にノズルまでさまざま。業務用の場合組み合わせが無限にあるため、選定は全国にあるケルヒャーのセンターに任せて欲しいとのことだ

 また、各種用途向けの先端ルールやオプション類が豊富なのもケルヒャーの面白さ。説明を聞いたり、カタログと見比べるだけでも、かなり楽しめる。

 このツールは回転するノズルが床を高圧洗浄する。丸い金属製のカバーが付いているので、必要以上に回りに水が飛び散らない

ちょっと欲しくなる床洗浄マシン

 床洗浄と言えば、真夜中にコンビニに買い物に行くと、クルクル回る床磨きマシーンをたまに見かける。ケルヒャーにも同様のマシンがラインナップされているが、超業務用向けが搭乗式のタイプだ。オール電動車両で鉛バッテリーを搭載し、走りは静か。スーパーや公共施設の掃除用に使われているという。

搭乗式の床洗浄マシン! これはちょっと欲しくなるかも?

底についている清掃・吸引ユニット

 車両の下部には、床磨き用のブラシ、散布した薬剤をかき集め吸引する機構なども備えていて、走るだけで床掃除ができるようになっている。用途も多様で、普段は人が目にしないバックヤードや工場などの床掃除にも使われているということだ。また、工場も製造業だけでなく、食品加工工場などにも導入されている。

 いずれも前方視界をよくすることで端まで掃除でき、安全性にも配慮している。実際に運転させてもらったが、自転車以上に小回りが効くのには驚いた。運転中は全方向にわたって視界が確保できているので、最小回転半径が小さくてもリアタイヤの位置を確認しつつ運転できる。乗ってて超楽しい床洗浄マシンだ。

 しかも管理者用のキーと作業者用のキーがあり、管理者キーでのみさまざまなモードや掃く強さ、散布する薬剤の量や速さを設定できる。一方、作業者キーで運転すると、面倒な設定はすべて管理者モードで設定した値を引き継ぎ、誰が運転しても均一な掃除ができるという仕組みになっている。

 とくに幅をコンパクトに、立ち乗り式にしたモデルは、空港などのゲートを通過できるため、日本全国のいたるところで導入されているという。

 ただ残念なのは、このマシンが活躍するのは人が居なくなってからなので、スイスイ走り回る勇士をなかなか見るチャンスがないという点だ。

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