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スマホを使ったキャッシュレスでの往診が可能

シェアメディカル アプリで往診申し込みする「スマート往診」に向けた事業提携

2017年05月11日 19時30分更新

 シェアメディカルは5月11日、包括的医療サービスに関してFastDoctorと戦略的提携を発表した。シェアメディカルはメディライン医療用高強度暗号プラットフォーム上で患者向けのスマートフォンアプリを開発。FastDoctorはスマート往診として、アプリからの往診依頼に対して患者の元に出向き診察する。サービスは東京23区と千葉県の一部からスタートし、順次エリア拡大を予定している。

 また、企業健保組合と連携し、要治療と判断された社員に対して健診後確実に治療介入できるモデルを提案。生活習慣病患者に対する患者側の意志決定を探り(アドヒアランス)、同時に医療費の抑制を狙う。そのほかマンション入居者向け付帯サービスとしてスマート往診や、高齢者見守りサービスを展開する企業などとの協業で、異常時の医師駆けつけサービスなどを共同開発するとしている。

 スマート往診は保険証やクレジットカードの情報を登録し、往診が必要な時にアプリから医師を呼べるオンデマンドサービス。往診はドライバーの運転する自動車で、向かっている最中も医師と患者がチャットで応対できる。患者は到着予定時刻などを確認でき、診療後は保険診療の自己負担分と交通費がクレジットカードから決済される。

 メディラインは医療情報をオンラインでやりとりする専門メッセージングサービス。医療者用の”連絡帳”として、医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど、医療・介護に携わる多職種間で患者情報を共有する。金融機関グレードの高度な暗号通信を実装する。

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