「日本でバーベキュー文化を革命したい」
Weber代表アダム・ホール氏の想い
最後に、Weber日本支社代表のアダム・ホール氏に、新製品のキャンプQについてインタビューする機会が得られたので、その模様をお伝えする。
――Weberは、バーベキュー市場でどういった立ち位置にいるんでしょうか。
アダム氏:海外では、Weberは圧倒的なシェアを獲得しています。しかし日本ではまだまだ知名度が低いのが現状です。ただ、日本には非常に大きな可能性があると考えています。我々の商品は蓋が付いているものが多いですが、競合はない商品と考えています。そして、日本でバーベキュー文化を革命したいと考えています。失敗なくおいしいバーベキュー料理ができて、家族や友人がハッピーになる、それを日本のみなさんに伝えるのが我々の目的です。
――ただ、日本の住環境では、こういったバーベキュー機器はなかなか使いづらいと思いますが。
アダム氏:アメリカでも、ニューヨークやシカゴなどでは日本にちかい住環境ですが、各家庭のベランダにほぼ間違いなくWeberのバーベキュー機器が置かれています。それは、Weberのバーベキューグリルはコンパクトで、煙も出にくいため、ベランダでも問題なく使えるからです。このキャンプQはそれらよりももっとコンパクトですし、収納も楽ですので、日本の住環境にも問題なく対応できます。しかも、煙が少ないですから、小さな庭やガレージでも使えます。そして、バーベキューは好きだけどなかなか楽しめないという人に、ぜひ楽しんでもらいたいと考えています。
――キャンプQには、コンパクトで手軽という部分以外にどういった特徴がありますか?
アダム氏:一番の特徴は、ガスを使うという部分です。キャンプQでは、日本のメーカーと共同開発した専用のガスボンベを使いますが、これは競合のガスボンベに比べて5倍のパワーがあります。しかも、最長で5時間ぐらい使えます。あとは、日本市場向けということで、本カラーに赤を使っています。
――では、アダムさんは普段どのようにバーベキューを楽しんでいるのですか?
アダム氏:私の奥さんはとても料理が上手なんですが、今は私が料理当番ということが多いです。例えば、チキンや魚を買ってきて、バーベキューコンロに火を付けて余熱しながら、その間に食材に塩や胡椒で味付けをしてバーベキューコンロに入れます。とにかく手間がかからずに料理ができます。つまり、ほぼ毎日のようにバーベキューコンロを使っていますので、日常生活にバーベキューが入り込んでいます。
――アダムさんが大好きなバーベキュー料理は何ですか?
アダム氏:私は、「シーダーサーモン」が大好きです。シーダー板という杉やひのきの板の上にサーモンの切り身を置いて、バーベキューコンロで蒸し焼きにするのですが、サーモンが燻製されたようになって、とてもおいしいです。私の奥さんも大好きです。それと、チョコレートケーキも大好きで、バーベキューコンロで作っています。
――最後に、アダムさんにとってバーベキューって何でしょう。
アダム氏:私にとってバーベキューは、とても楽しいことです。これまで、バーベキューでケンカしている人は見たことがありません。料理は人々をハッピーにします。そして、このキャンプQで、日本の皆さんをハッピーにしたいと思います。
バーベキューで日常生活をハッピーに
アダム・ホール氏は、このキャンプQを投入するだけでなく、バーベキュー料理は難しいことはなく、手軽においしい料理が作れるということを日本に伝えていきたいという。筆者も、今回の体験会に参加して、バーベキューに対する認識が大きく変わり、もっとバーベキューを普段から楽しみたいと感じた。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります