バリエーションもいろいろと増えてきたが、Bluetoothスピーカーにもなるギターアンプまで登場するとは……。
フェンダーミュージックは5月5日、世界初をうたうWi-Fi接続に対応したギターアンプ「MUSTANG GT」シリーズを発表した。MUSTANG GT40、MUSTANG GT100、MUSTANG GT200の3製品があり、価格はいずれもオープンプライス。店頭での販売価格は、それぞれ税抜で2万8800円前後、5万円前後、7万2000円前後になる見込み。5月6日11時から予約を開始する。
歴代のフェンダーアンプのサウンドをシミュレートできる「モデリングデジタルアンプ」で、スマホアプリ「FENDER TONE」から操作する。
エフェクターなしで「'59 BASSMAN」や「'65 TWIN REVERB」などのヴィンテージトーンをはじめとした幅広いジャンルに対応するモデリング機能、スタジオクォリティのエフェクトを搭載している(21のアンプモデリング、GT200のみ74エフェクト、ほかは47エフェクト)。また、アルゴリズムの改良によって、音質だけでなくアンプのピッキングレスポンスもリアルに表現。通常のピッキングでは煌びやかなクリーントー ン、強くピッキングすることでクランチサウンドへと変化するといった、フェンダー特有のアンプサウンドも再現可能だ。Bluetoothスピーカーとしても動作する。
Wi-Fi機能はプリセットの追加やOTA(OVER THE AIR)でのファームウェアアップデート、コミュニティー機能などが利用できるとのこと。FENDER TONEを利用することで、アンプの機能をスマホからコントロールできるほか、オリジナル・コンテンツへのアクセス、他ユーザーとのプリセット共有ができる。フェンダーのサウンドエンジニアやアーティスト、ユーザーによって監修・作成された多くのサウンド、プリセットの管理/操作が可能だ。
MUSTANG GTの本体にはカラー液晶を搭載。MUSTANG GT100/GT200 に搭載されているCELESTIONスピーカーは特別設計で、楽器のトーンを増幅する役割だけでなく、Bluetooth経由での高音質再生にも貢献するとのこと。
MUSTANG GT40は40W出力で、6.5インチドライバー×2、バスレフポート付きクローズドバック。ブックシェルフなどに設置できる小型サイズだ。本体サイズは幅38.73×奥行き21×高さ26.7㎝、重量6.25㎏。
MUSTANG GT100は100W出力で、12インチドライバー×1を搭載。レコーディングや小規模会場でのライブに適したサイズとパワーを持つ。本体サイズは幅52.1×奥行き44.5×高さ25.4㎝、重量9.97㎏。
MUSTANG GT200は200W出力で、12インチドライバー×2を搭載。レコーディングに加え、中~大規模会場でのライブに適している。ルーパー機能の操作に使用できる4ボタン仕様のフットスイッチ「MGT-4」を標準バンドルする。本体サイズは幅64.77×奥行き53.08×高さ25.4㎝、重量15.4㎏。
MGT-4は別売でも入手可能で、ルーパー機能を使用できる。サウンドレイヤーをダイナミックに重ねられる。搭載する4つのボタンを使用すれば、エフェクトやチューナー機能のハンズフリー・コントロールが可能だ。
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