週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Amazon.co.jpの安すぎる出品での問題が多数報告、注意が必要

2017年04月28日 15時30分更新

 Amazon.co.jp上で、アマゾン以外の出品者も商品を販売することができるAmazonマーケットプレイス。4月に入って安すぎる出品が多数見られるとともに、商品が発送されないなどの問題が多数発生している。

こちらは26日時点に「はかり」で検索した結果の画面。多くは市価より大幅に安価で怪しいと感じた出品だった。怪しい出品があるのは高額商品だけではない点にも注意が必要

 特徴としては市価の半額以下、さらに10分の1といった極端な例も見られることだ。また、アマゾンの倉庫からではなく、海外(中国、アメリカなど)からの発送をうたうケースも多い。そのため到着予定日が遅かったり、追跡番号が送られてきてもウソだったり、日本語で利用できない追跡サービスを称するものだったりと、時間稼ぎをされるようだ。

 Amazonマーケットプレイスの出品者が情報交換をする「セラーフォーラム」(https://sellercentral.amazon.co.jp/forums/)では、過去に使っていたアカウントが乗っ取られ、勝手に取引を行なわれた、購入者からの問い合わせが多数来たといった事例も確認できる。

 記事執筆時点(4月28日)では、Amazon.co.jpの検索結果で、怪しいと感じられる出品が検索結果のトップに出ることは減ってはきたが、出品自体はまだまだ多数存在している。

こちらは28日での検索結果の画面。トップに表示されるのはAmazon自体の出品によるものが多くなったが、怪しく感じられる出品自体がなくなったわけではない

 Amazonマーケットプレイスには保証サービスもあり、商品が届かないケースは、サイト上に記載された手順に従って申請することで、最大30万円の保証が行なわれる。いずれにしても怪しいと思ったら、慌てずにAmazonサポートへの確認や連絡がベターだろう(前述のように販売業者の連絡先は乗っ取りによる偽物の可能性がある)。

Amazonマーケットプレイスには保証サービスも用意されている

 テレビなどのメディアでも報道が行なわれていることもあり、今後対応が進むことも考えられるが、Amazon.co.jpでの注文の際は、アマゾン自体による販売なのか、マーケットプレイスであれば評価はどうか(高評価が古いものだったり、最近のものだけだったりすると注意!)、発送はどういう方法か、市価との価格差はどうなのか、そして怪しいと感じたものには手を出さないのがなにより重要と言えそうだ。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります