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フォートワース国際空港近郊に

NTTコムが巨大データセンターをダラスで稼働

2017年04月20日 15時10分更新

 NTTコミュニケーションズは4月19日、米国でデータセンター関連サービスを提供するRagingWire Data Centersを通じて、「テキサス ダラス1データセンター」の提供を開始すると発表した。テキサス州ダラス近郊のガーランド市に所有する約17万平米の敷地で、2万5000ラックに相当する最大5棟のデータセンターを展開予定。今回はサーバールーム面積約1万1600平米、5000ラック相当の第1棟目を提供する。サービス開始は6月20日からの予定。

 テキサス州ダラス・フォートワース都市圏は、自然災害のリスクが低く電力供給環境が高信頼かつ割安で、州や市の税制優遇がありインターネット接続環境が充実しているといった点から、低コストで安定したデータセンターの運用が可能と同社は説明。

 本データセンターは電力・空調・通信設備の冗長化やテロにも強いセキュリティー体制をとり、電力供給100%のサービスレベルを保証。電力供給設備はメンテナンス時にも完全冗長性を保つRagingWire社の特許技術「2N+2アーキテクチャー」で、業界の格付け基準Tierで最高位のレベル4以上の品質でサービスを提供するとしている。接続は3系統の光ファイバーで、ほかのデータセンターやクラウド事業者に対してキャリアを選ばないネットワーク接続サービスが利用できる。

 また、RagingWireは専門の主任技術者が多数在籍し、電気設備や空調設備、通信設備などの構築・運用を自社で対応する。空調機は最新の空冷式のモジュラータイプで、米国環境保護庁のENERGY STAR認定を受けたものを採用。米国グリーンビルディング協議会による「LEED」認証にも対応している。

 そのほかクレジットカード業界のグローバルセキュリティー基準「PCI DSS」、米国連邦情報セキュリティーマネジメント法に基づく情報保護ガイドライン「FISMA」、米国医療情報保護ガイドライン「HIPAA」に準拠する。「SSAE16/ISAE3402」による内部統制に関する有効性証明書も取得予定。オンサイトスタッフによる各種マネージドサービスやリモートハンドサービスなどの提供も予定している。

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