「ブラウザ」経由でワープロや表計算ソフトのデータも扱える
「MOVERIO BT-300」はGoogle Playに対応しないため、一般的なAndroidスマートフォン用アプリを自由にインストールするのは難しいものの、それでも最近はブラウザベースで利用できるWebアプリは多く、TwitterやFacebookといったSNSもブラウザー経由で楽しめる。
こうしたサービスに加え、Googleが提供するサービスも多くがブラウーザベースで利用できる点は見逃せない。すでに多くの方がご存じのように、GoogleはGoogle ドキュメントやGoogle スプレッドシート、Google スライドといったオフィス系のサービスも展開している。マイクロソフト ワードやマイクロソフト エクセル、マイクロソフト パワーポイントのデータを読み書きできるため、便利に使いこなしている方も少なくないはずだ。
「MOVERIO BT-300」はAndroid OSを採用するだけあって、標準の「ブラウザ」アプリがこうしたGoogleのサービスに対応しているため、「MOVERIO BT-300」でもオフィス文書を閲覧したり編集したりできる。「MOVERIO BT-300」を使うことで、会社のPCで作成したワープロ文書や表計算ソフトの表が目の前に浮かび上がるというのはなかなか新しい体験だ。
PCとの組み合わせで活用したい
単にデータを閲覧するだけなら「MOVERIO BT-300」単体で可能で、Bluetooth接続のキーボードやマウスを用意すれば、編集作業も行ないやすくなる。スマートフォンより表示サイズが大きいので見やすいし、ブラウザーベースなので、普段PCでGoogleドキュメントなどを操作している感覚とあまり変わらない。
一方、Bluetooth接続のキーボードやマウスで効率が良くなるとはいえ、複雑なスライドやドキュメントをイチから作成するのはさすがにシンドイという方はいるはず。そこで、『基本となるファイルを会社や自宅のPCであらかじめ作成しておき、移動中に「MOVERIO BT-300」で確認・修正する』、あるいは『アイディアをザックリまとめたものを移動中に「MOVERIO BT-300」で作っておき、会社のPCで仕上げる』という使い方をオススメしておきたい(会社のポリシーで認められていれば)それをGoogle ドライブなどオンラインストレージに保存しておくのもいい。
「MOVERIO BT-300」ならではのメリットは、移動中にこそ活きてくる
PCを使った作業の場合、一般的に大画面であればあるほど作業効率はアップするものの、モバイル用途では大画面であるほど他人からの覗き見の危険性がつきまとう。しかし「MOVERIO BT-300」であれば「大画面でありながら覗き見られない」という、スマートフォンやタブレットの難題をあっさりと解決してくれる。
「MOVERIO BT-300」を装着しキーボードとマウスを操作しているという見た目は、周囲から注目される可能性は確かにあるものの、作業している内容自体を盗み見られることはない。シースルーのスマートグラスだからこそ、外出先でも使いやすく、さまざまな場面で使える製品なのだ。
(提供:エプソン販売)
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