KDDI総合研究所は3月27日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究「Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発(WarpDrive)」を本格始動し、2017年度中に攻殻機動隊 REALIZE PROJECTと連携してウェブ媒介型攻撃対策用「タチコマ・セキュリティ・エージェント」を配布すると発表した。
WarpDriveプロジェクトではPC用のウェブ媒介型攻撃対策用ソフト「タチコマ・セキュリティ・エージェント(タチコマSA)」を2017年度中に無償配布して実証実験を開始する。タチコマSAは攻撃を検知して防壁展開(悪性ウェブサイトへのアクセスをブロック)し、PCに警告やアドバイスを行なう。大規模に分散したタチコマSAは並列化(情報集約・横断分析・新機能展開など)を繰り返し、最新のサイバー攻撃に対象できるように成長する。
2017年秋に実証実験モニター募集を開始し、WarpDriveプロジェクトは2020年をめどにタチコマSAの保護対象をスマホやIoT機器にも拡大する予定。
©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります