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見えない恐怖との戦いがプレイヤーを待ち受ける。

難易度高めのホラーシューティング「Blue Effect VR」

2017年03月22日 18時34分更新

 今回紹介するのは真っ暗な廃工場のステージでモンスターから生き延びるシューティングゲーム「Blue Effect VR」だ。ホラーシューティングゲームは珍しくないが、ゾンビが出てこないホラーシューティングゲームは非常に珍しい。銃を撃つだけでなく様々なアクションを繰り出せる点にも注目だ。

 プレイヤーは暗闇の中から襲ってくる敵をひたすら倒していく。鍵となるのはオーブと呼ばれる球体の光だ。これを使って暗闇を照らして敵を発見する。オーブを持っていれば自分の周囲を照らすことができ、投げれば遠くを照らすことができる。敵に当てれば倒すこともできるがコントロールが難しいため至難の技だ。様々な場所にオーブを投げつつ索敵を欠かさないことが生き延びる秘訣となる。

 敵は一直線で来るタイプや隠れながらゆっくり近づいてくるタイプなどいくつか種類が分かれている。動きが速い敵は体の一部が光っているので見つけやすいが、まとまった数で襲ってくることもあるため油断できない。一番厄介なのは物陰に隠れながらゆっくりと近づいてくるタイプの敵だ。物音もほとんどしないため、気づいたら隣にいることもよくある。敵の攻撃を受けたら即死なので、いきなり敵が現れるのは非常に心臓に悪い。

 プレイモードによってはお助けアイテムも登場する。箱に入ったサイリウムのようなアイテムは、地面に叩きつけるとまるで暗視ゴーグルをつけているかのように敵がはっきりと見えるようになる。慣れない頃はこれがないとまともにゲームができないほどだが、時間が経つと効果は切れてしまう。また、アイテムの数も限られているため使いどころが難しい。

 内容はそこまで多くはないが、鍵となるオーブが一つしか出せず、遠くを照らすと近くが暗くなってしまう点もホラー要素としては魅力的だ。武器の種類が少ないのには物足りなさを感じた。敵の種類も多くないが、ステージの暗さもありそれぞれの敵ごとに対処法を取りにくいため飽きることはなかった。

 しかし全体的に難易度が高いため、VRシューティングゲームに慣れたプレイヤー向けの作品になっている。ほかのゲームにはない変わった要素も多く、ゾンビシューティングゲームに飽きてしまった方にはお勧めのゲームだ。

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