週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

他のヘッドフォンも使えるワイヤレスレシーバー「MUC-M2BT1」:Xperia周辺機器

2017年03月19日 10時00分更新

 前回の連載でご紹介したハイレゾ対応の密閉型インナーイヤーレシーバー「XBA-N3」はXperiaで使うと高品位サウンドが聴けて楽しいものですが、やはりそのケーブルが邪魔になることがあります。

 かと言って、そのためにわざわざBluetoothヘッドセットに買い替えるのはもったいない……。そこで活用したいのがワイヤレスオーディオレシーバー「MUC-M2BT1」です。

 ソニーのXBA-N3をはじめ「XBA-Z5」「XBA-A3」「XBA-H3」「XBA-300」などはハウジングとケーブルを着脱できるMMCX端子を採用しているため、好みでケーブルが変えられるのも楽しみのひとつ。MUC-M2BT1を装着すれば、Bluetooth接続のワイヤレスイヤフォンになります。

 世の中にBluetoothヘッドセットはたくさんありますが、せっかく巡り合った好みのイヤフォンをそのままワイヤレス化できるのが最大の魅力です。MMCX端子の特徴は、ちょっと力を加えるだけで取り外しでき、装着もケーブルのブッシング根元部分を持って「カチッ」と音がするまでで挿し込むだけ。とてもシンプルかつ手軽に替えられます。

 実際に装着してみましょう。首の後ろからぶら下げるネックバンド式で、本体の素材はエラストマーのため滑ったりすることもありません。ケーブルタイプではどちらか一方にズレてしまうこともありましたが、首を振っても安定しており、見た目もモノモノしくなくふつうのインナーイヤーヘッドフォンを付けている感覚です。

 ワイヤレスユニット左側のフタを外すとmicroUSB端子が現われるので、ここから充電します。満充電でのバッテリーの保ちは、連続待ち受けで最大200時間。連続音楽再生時間と連続通話時間は、どちらも公称値で最大7.5時間です。

 Xperiaとの接続はおなじみのNFCで、接続もカンタンです。ワイヤレスユニットの“N”マークとXperiaのNFCに近づけるだけでペアリングできます。もちろん、NFCがないXperiaでも、電源ボタンを7秒以上長押しすれば登録待ち受け状態になるので、Xperia側でBluetooth接続すればOKです。

 あとは接続する時も切断する時もNFCを近づけるだけ。他の機器にタッチすれば複数台を使っていても切り替えは超ラクラクです。

 ワイヤレス接続ではXperiaとイヤフォン間に有線ケーブルがないため、スッキリ使えてとても快適です。しかも、Bluetooth接続だからといって音質にも妥協はありません。

 MUC-M2BT1のBluetoothコーデックは、SBC、AAC、aptXに加えて“LDAC(エルダック)”に対応しています。LDACは、SBC(44.1kHz/328kbps)と比較して約3倍の情報量で音源を転送できるため、LDAC対応のXperia(Xperia Z4以降)であれば、ハイレゾに対応した密閉型インナーイヤーレシーバーのXBA-N3を最大限活用した高音質な音楽再生が楽しめます。

 本体左側には物理ボタンがあり、手元を見なくても操作可能。短く押すとボリュームの調整、長めに押すと音楽の曲送り/曲戻し。電源ボタンを短く押すと再生/停止とコントロールできます。そして、音楽のワイヤレス再生以外にも、電話がかかってくるとそのままハンズフリー通話も可能です。

 MUC-M2BT1は最大で8台までの機器を登録可能。Xperiaのスマートフォンやタブレットのほか、オーディオプレーヤーやゲーム機など複数の機器を接続できます。仮に音楽や動画を再生する機器と通話用のXperiaに接続していても、マルチポイント接続により視聴中に着信を逃さずにそのまま通話が可能なのが便利です。

 ケーブルがニョロニョロと前にぶら下がらず、わずらわしさから開放されるMUC-M2BT1との組み合わせで使うもよし、Xperiaと有線接続して音楽に没頭するもよし。耳になじむお気に入りのイヤフォンに接続してもよしと、その時々の視聴スタイルやシチュエーションによっての使い分けも楽しいものです。

■Amazon.co.jpで購入

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事