週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

大賞は超歌舞伎 今昔饗宴千本桜! PPAPも受賞した第22回AMDアワード

2017年03月14日 17時30分更新

 一般社団法人デジタルメディア協会は13日、2016年に発売・発表された優秀なデジタルコンテンツを表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'16/第22回AMDアワード」(以下AMDアワード)の授賞式を開催。大賞/総務大臣賞には、松竹・ドワンゴ・日本電信電話による「超歌舞伎 今昔饗宴千本桜」(はなくらべせんぼんざくら)が選ばれた。

 AMDアワードは“コンテンツ制作者の立場からの、デジタルコンテンツ産業の発展や作品の質的向上、人材育成”などを目的に、優秀なデジタルコンテンツと制作者を表彰する。22回目となる2016年の賞は、2016年1月1日から12月31日までの間に発売・発表されたデジタルメディアで表現されたコンテンツおよびサービスの中から、AMDアワードサポーターおよび一般推薦者に選ばれたノミネート作品を対象に、審査委員会により審議、決定される。

 超歌舞伎 今昔饗宴千本桜は、「ニコニコ超会議 2016」で上演された新作歌舞伎。舞台上の歌舞伎俳優と3D映像がリアルタイムで同期する「被写体抽出技術」と被写体映像の口元から声を発しているように聞こえる「バーチャルスピーカ技術」を採用。新作歌舞伎のインターネット生放送は史上初の試みであり、今後の演劇、エンターテイメントの新たな可能性を感じさせる革新性が評価された。

超歌舞伎 今昔饗宴千本桜の演者である中村獅童氏が代表して登壇した

 AMD理事長賞にはエイベックス・ミュージック・クリエイティヴによる「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」が受賞。古坂大魔王一押しのピコ太郎が歌う同作品は、2016年8月にYouTubeで公開されると世界的な社会現象になり、現在は1億再生を突破し関連同動画は10億回再生に達した。同年10月28日には全米ビルボードの「トップ100」に入った最短曲としてギネス世界記録にも認定。動画投稿サイトを活用することにより、世界中で大ヒットを記録した独創的なアイディア、演出、拡散手法が評価された。

登壇したピコ太郎さんは代表作のPPAPも壇上で披露した

 そのほかの各賞と受賞者は以下のとおり(敬称略)。

審査員特別賞/MIKIKO

功労賞/シブサワ・コウ

リージョナル賞/ゆけ、シンフロ部!:西広

年間コンテンツ賞「優秀賞」/ガリガリ君 TVCM「値上げ」:赤城乳業・電通東日本・電通関西支社・春企画東京・ガリガリ君プロダクション

年間コンテンツ賞「優秀賞」/君の名は。:「君の名は。」製作委員会

年間コンテンツ賞「優秀賞」/この世界の片隅に:「この世界の片隅に」製作委員会

年間コンテンツ賞「優秀賞」/シン・ゴジラ:東宝

年間コンテンツ賞「優秀賞」/TBS テレビ火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」:TBSテレビ

年間コンテンツ賞「優秀賞」/PlayStation VR:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

年間コンテンツ賞「優秀賞」/BABYMETAL:アミューズ

年間コンテンツ賞「優秀賞」/Pokemon GO:ナイアンティック、ポケモン

年間コンテンツ賞「優秀賞」/ユーリ!!! on ICE:ユーリ!!! on ICE製作委員会

年間コンテンツ賞「優秀賞」/リオ2016オリンピック閉会式 東京2020フラッグハンドオーバーセレモニー:東京都、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、電通、FHO制作チーム

大賞/総務大臣賞
超歌舞伎 今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら):松竹、ドワンゴ、日本電信電話
AMD理事長賞
PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン):エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ
審査員特別賞
MIKIKO
功労賞
シブサワ・コウ
リージョナル賞
ゆけ、シンフロ部!:西広
年間コンテンツ賞「優秀賞」
ガリガリ君 TVCM「値上げ」:赤城乳業、電通東日本、電通関西支社、春企画東京、ガリガリ君プロダクション
年間コンテンツ賞「優秀賞」
君の名は。:「君の名は。」製作委員会
年間コンテンツ賞「優秀賞」
この世界の片隅に:「この世界の片隅に」製作委員会
年間コンテンツ賞「優秀賞」
シン・ゴジラ:東宝
年間コンテンツ賞「優秀賞」
TBS テレビ火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」:TBSテレビ
年間コンテンツ賞「優秀賞」
PlayStation VR:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
年間コンテンツ賞「優秀賞」
BABYMETAL:アミューズ
年間コンテンツ賞「優秀賞」
Pokemon GO:ナイアンティック、ポケモン
年間コンテンツ賞「優秀賞」
ユーリ!!! on ICE:ユーリ!!! on ICE製作委員会
年間コンテンツ賞「優秀賞」
リオ2016オリンピック閉会式 東京2020フラッグハンドオーバーセレモニー:東京都、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、電通、FHO制作チーム

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります