まだまだ小さい子どもをもつ筆者にとって、新番組がはじまるたびに新しいおもちゃをねだられるのは日常です。
最近のおもちゃは最新ガジェット顔負けの新機能がてんこ盛りで楽しいのですが、さすがに毎度毎度買ってたらおサイフが保ちません。
そんなところに、ボタン型のスピーカーをぬいぐるみにくっつけてスマホから操作すると、まるでぬいぐるみがしゃべっているように声でコミュニケーションできる超ハイテクガジェット「Pechat(ペチャット)」が登場。さっそくゲットしました。
ペチャットはアニメやマンガに出てくるような、丸みを帯びたかわいらしい黄色のボタンの形の直径約45mmくらいのスピーカーです。
側面にmicroUSB端子があり、USB経由で充電します。充電したら裏側にある通し穴で手持ちのぬいぐるみなどに糸で縫い付けたり、ヒモでぶら下げたりしてみましょう。試しにさまざまなぬいぐるみに付けてみましたが、どんなぬいぐるみにもしっくりとなじむすばらしいデザインです。
さて、ぬいぐるみにペチャットを取り付けたらXperiaの出番です。Xperiaとの接続はBluetoothで、離れた位置からXperiaに入れた「ペチャット」アプリで操作できます。これがまた良くできているのです!
単純にたくさんのセリフが用意されているので、話したい言葉をタップするとまるでぬいぐるみがしゃべっているよう。ボタン型デバイスであるペチャットのスピーカーから音声が出ているだけですが、子どもたちにとっては本当にぬいぐるみがしゃべっているように感じるためか大興奮です。
しかも、セリフは20のカテゴリーに分けて400以上と大量に収録されているので、うまくつないでいくと子どもたちと会話することもできます。
さすがにこれは操作する側のとっさの判断力が必要だったり、話したい言葉がない場合もあります。そんなときは、Xperiaで入力したテキストを音声として読み上げさせることもできます。
音声入力を使えば、そのままXperiaに話しかけて読み上げることもできます。しかも、父親の野太い声もちゃんとキーの高い可愛いボイスに変換してくれるので、隠れて操作すれば子供たちはぬいぐるみと会話ができているように思ってくれるはずです!
最初は操作している親も楽しいのですが、さすがにずっと相手をしていると疲れてしまいます。そんなときは“おしゃべりモード”にしておくと、子どもの声に反応しておしゃべりをしてくれます。“まねっこモード”にすれば、話した言葉をオウム返しのようにまねをしてくれるので、親も少しラクできます。
さらに感心させられることに童謡やお話も収録されており、歌をうたったりお話の読み聞かせまでしてくれます。
本を読み聞かせる際に照れくさくなり、棒読みになってしまうパパたちはだいたい子どもたちからダメ出しされてしまいます。ペチャットの可愛い声で歌ってもらったり話をしてもらうだけで、とても助かるのです。なんだかすごいガジェットに出会ってしまった気分です。
まだまだ言葉がわからない乳幼児でも、歌や声が聞こえるだけで興味津々。かなりの食いつきっぷりを見せてくれます。「もしかしたら、ぬいぐるみはいらないのでは? ペチャットだけでもいいのでは?」と思ったりもしますが、それでは夢がないのでぬいぐるみにくっつけておきましょう。
ペチャットをいちばん喜んでくれるのは、小学校に入る前くらいのお子さんでしょう。本当にぬいぐるみがしゃべっていると思い込んで真剣に会話をしたり、いっしょに歌ったりと、見事にハマってくれます。
ぬいぐるみ(ペチャット)を通じて応援してあげれば、トイレやハミガキを率先してがんばってくれます。なにしろ大好きなぬいぐるみに褒めてもらえるので、効果はてきめんです。
小学生以上になるとスマホで操作してることを見抜いてしまうので、そんな時はXperiaからのペチャット操作を教えてあげると、あっという間に使い方をマスターして遊んでくれます。
もちろん、オトナだって遊べます。ボタンをどうにかしてアイテムにくっつけてしまえば、あたかもしゃべっているかのように演出できます。彼女への誕生日のお祝いを贈ったり、怒らせてしまったママさんの怒りを静めるために代わりに謝ってもらったり(逆に炎上する可能性もありますが)と、パートナーや家族を喜ばせることができるかもしれません。
ペチャットをぬいぐるみにくっつけて、子どもといっしょに楽しむのはもちろん、いろんなモノにくっつけてXperiaから喋らせてみると、いつもの日常とは違った楽しみが見出せるかもしれません。
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