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朗報! モトローラが「Moto G5」「Moto G5 Plus」の国内投入を明言

2017年03月02日 18時30分更新

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは、MWC 2017開催中の3月1日(現地時間)に、モトローラブースでメディアを対象としたラウンドテーブルを開催した。その中で、2月26日(現地時間)に発表されたモトローラの最新スマートフォン「Moto G5」と「Moto G5 Plus」の日本市場への投入を明言した。

Moto G5、Moto G5 Plusの発表会は
数週間後に東京で開催される見込み

 ラウンドテーブルには、モトローラ・モビリティ本社グローバルプロダクトマーケティング シニアディレクターのジェームズ・ティーディー氏、モトローラ・モビリティ・ジャパン代表取締役社長のダニー・アダモポーロス氏、レノボモバイルビジネスグループ アジアパシフィック担当バイスプレジデントのディロン・イエ氏の3名が参加。

 ラウンドテーブルの冒頭にMoto G5やMoto G5 Plusの日本での発売はあるのかと問われたアダモポーロス氏は、簡潔に「答えは“イエス”だ」と回答、日本での発売を明言した。その上で、数週間後に東京でイベントを開催し、詳しくはそちらで発表する予定だとして、日本での発売準備もすでに整っていることを示唆した。

日本市場への「Moto G5」「Moto G5 Plus」の投入を明言した、モトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長のダニー・アダモポーロス氏

 日本で発売される製品の細かなスペックや価格に関しては、「サプライズとしてとっておく」として公表されなかった。ただし、アダモポーロス氏は2016年に日本で発売された「Moto G4 Plus」について「ユーザーからの評判が非常に良く、そして販売店からの評判も高い。それを受けて、Android 7やau VoLTEに対応するアップデートを実施するなど、サポートに力を入れている。このようにMoto Gシリーズは日本でも高く評価されて受け入れられているので、Moto G5とMoto G5 Plusの双方を投入することにした」と、発表された2機種の日本への投入の経緯を説明。

編集部注:「Moto G4のVoLTEはauが動作保証をするものではない」という修正がメーカーからありました(2017年3月3日)

Moto G5 Plus

Moto G5

 「日本市場は非常に厳しい市場だが、やりがいがあり欧米よりもとても楽しい。特に日本ではSIMロックフリー市場が成長しており、2016年は我々にとってもMoto G4 PlusやMoto Zを投入できて非常によい年だった。今後も日本のSIMロックフリー市場は成長が期待できるので、それに合わせて我々も歩調を合わせて行きたい」と、日本市場への取り組みに対する意気込みを語った。

 加えて、日本の大手キャリアからの発売を予定しているか問われたアダモポーロス氏は、「日本の全キャリアと話をしており、MWCでもいろいろと話をしている。機会があれば、MNOからも製品を販売したいと考えている」と、大手キャリアからの製品投入についても模索していると述べた。

日本ではハッセルブラッドの
Moto Modsが世界で最も売れている

 2月25日のモトローラの発表会では「Moto Z」シリーズ向けの機能拡張モジュール「Moto Mods」についての話題もあった。それが、米Amazonが展開するAI音声アシスタント「Amazon Alexa」に対応するMoto Modsの投入だ。まだ実物展示はなく計画を発表しただけではあるが、米国でのAlexaの広がりを認識させるトピックだった。

 Alexa対応Moto Modsの投入について、なぜGoogle AssistantではなくAlexaを選んだのか問われたティーディー氏は、「Alexaの市場シェアが非常に高いから」と回答。ただしGoogle Assistantを採用しないということではなく、「GoogleがAndroidにGoogle Assistantを搭載するなら、我々も搭載することになる」とも述べた。「我々はどちらが使われても良く、ユーザーに選択肢を与えることが重要」(ティーディー氏)と、Google Assistantを否定しているわけではない。

モトローラ・モビリティ本社 グローバルプロダクトマーケティング シニアディレクターのジェームズ・ティーディー氏

Amazon Alexa対応Moto Mods投入について説明しつつ、Google Assistantの搭載も否定しなかった

 日本では複数販売されている全Moto Modsの中では、ハッセルブラッドのMoto Mods「トゥルーズーム」が43.5%を占めており、世界的にも突出して多いという。北米ではバッテリーの「offGRID電池パック」、オーストラリアではスピーカーの「JBLサウンドブースト」がそれぞれ売上げトップとなっており、各国の異なるニーズを柔軟に吸収できる点がMoto Modsの利点であると説明。

 その上でティーディー氏は、GoogleのAR技術「Tango」を搭載するMoto Modsの投入も計画していると発言。「日本や海外のさまざまなベンダーから、Moto Modsの提案を多くもらっている。それらを踏まえつつ多種多様なMoto Modsを投入していきたい」と述べた。

日本では全Moto Mods販売のうち、43.5%を占めるのがハッセルブラッドのMoto Modsだという

市場によって使い分られる
レノボブランドとモトローラブランド

 MWC 2017で発表されたスマートフォンはモトローラブランドのみで、レノボブランドのスマートフォンはブースにも展示はなかった。それを受け、今後スマートフォンはすべてモトローラブランドに集約されていくのかという問いがあった。それに対しイエ氏は「それは市場によって異なる」と回答。

 日本や欧米のような市場では、レノボよりもモトローラの方がブランドとして非常に強く、そういった市場ではモトローラブランドのみがいいとイエ氏は説明。一方、インドではレノボブランドとモトローラブランド双方を合わせて2位のシェアがあるという。

 「インドのような成長市場では、モトローラブランドだけでなくレノボブランドと合わせてデュアルブランドで望んだ方が有効と考えている」とイエ氏は述べ、市場によって2つのブランドを使い分けていくとした。

ブランドの使い分けについて説明する、レノボモバイルビジネスグループ アジアパシフィック担当バイスプレジデントのディロン・イエ氏

  Moto G5 Plus Moto G5
メーカー モトローラ
ディスプレー 5.2型 5型
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約74×150.2×9.7mm 約73×144.3×9.5mm
重量 約155g 約144.5g
CPU Snapdragon 625
2GHz(オクタコア)
Snapdragon 430
1.4GHz(オクタコア)
メモリー 2/4GB 2/3GB
ストレージ 16/32/64GB 16/32GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
対応ネットワーク LTE:1/3/5/7/8/19/20/28/38/40/41
W-CDMA:850/900/1900/2100MHz
4バンドGSM
LTE:1/3/5/7/8/19/20/28/38/40
W-CDMA:850/900/1900/2100MHz
4バンドGSM
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(2.4+5GHz)
Bluetooth 4.2
OS Android 7.0
カメラ画素数 リア:12メガ(F1.7)
/イン:5メガ(F2.2)
リア:13メガ(F2.0)
/イン:5メガ(F2.2)
バッテリー容量 3000mAh(取り外し不可) 2800mAh
SIM形状 nano SIM(地域によってデュアルSIM仕様)
防水/防塵 △(撥水コーティング)/×
USB端子 micro USB
カラバリ ルナーグレイ/ファインゴールド

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