ゲーム機やウェブカメラ、スマート家電、IoT機器すべてのセキュリティー対策も
ネットにつながるすべての機器を脅威から守るホームネットワークセキュリティー「Bitdefender BOX」
Bitdefenderは3月2日、ホームネットワークセキュリティー「Bitdefender BOX」を発表した。
Bitdefenderは、セキュリティーソリューションを提供しているルーマニアのグローバル企業。同社が保護する端末は全世界で5億台を突破し、Bitdefender BOXにも付属するセキュリティーソフト「Bitdefender Total Security Multi Device」は、国際的な性能評価テスト「AV-TEST」で5年連続「highest Protection」を受賞している。
自宅にあるすべてのインターネット接続が可能なデバイスを脅威から守る
Bitdefender BOXは、インターネット回線用ルーターに接続して使用するハードウェア、クラウドサービス、端末用ソフトウェア(Bitdefender Total Security Multi Device)で構成されるホームネットワークセキュリティー。家庭用ルーターを含むホームネットワーク上に存在するすべてのインターネット接続が可能なデバイスを検知し、脆弱性を発見したり、危険性のあるウェブサイトへの接続や外部からの攻撃、侵入などから保護できる。
これにより、パソコンやスマートフォンはもちろん、スマートテレビやゲーム機、ウェブカメラ、スマート家電など、IoT機器を含めたセキュリティー対策が可能になる。機器ごとに別途セキュリティー製品を用意する必要がないのも特長の1つだ。
Bitdefender BOXをホームネットワークに設置すると、ネットワーク上のすべての機器を検出する。機器のパスワードが初期設定のままだったり、パスワードの強度が足りない場合に管理アプリなどで警告する。
ネットワーク上の機器を継続的にスキャンしているので、脆弱性データベースを参照して問題が発見された場合は管理アプリ(Android 4.0以降、iOS 7.0以降に対応)の画面に通知し対処をうながす。また、マルウェア、フィッシング詐欺、オンライン詐欺など脅威が実際の被害をおよぼす前にブロックでき、脅威をブロックするたびに内容や場所、時間なども通知する。また未知の脅威に対して、機械学習や挙動ベースの脅威分析を活用し、不審なアクティビティーを検出するという。
管理アプリ上からホームネットワークにアクセスして、接続されたデバイスを制御できる。紛失した端末の特定や、データローミング制限の設定、脆弱性などの特定、端末のパフォーマンス改善とチューンナップなども可能。さらに、進行しているネットワーク上の行動をすべて通知し、リモートで管理もできる。ホームネットワーク内のトラフィックの変動や機器別のトラフィック量なども確認可能だ。
サポート対象のプラットフォームは、Windows 7(SP1)以降、Android 4.1以降、iOS 9.0以降。ハードウェアのサイズはおよそ幅8.9×奥行8.9×高さ2.8cmで、重さは約92g。帯域幅は100Mbpsで、通信規格はIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)に対応する。
価格は、1年間のBitdefender Total Security Multi Deviceの台数無制限ライセンス付きで1万5984円。なお、1年間使用した後の更新費用は9720円で、BBソフトサービスのウェブページから更新できるとのことだが、詳細は未定。Amazon.co.jpから購入可能で、今後家電量販店などで販売するかどうかは様子をみながら決定するという。
なお、発表会の様子や開発者インタビューなども後ほど掲載する。
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