ドローン飛行の基礎知識
さて、そんなMOVERIO BT-300を使ったドローン操縦だが、現時点で国内だと、ドローンを飛ばせる場所が限定されている。ドローンは飛行物体のため、基本的には航空法による制限を受ける。国土交通省によれば、空港などの周辺の上空の空域、高さ150m以上の空域、人口密集地区の上空で飛行させるには許可が必要となっている。
国土交通省のサイトに飛行可能エリアの条件も記載されており、人口密集地区も記載されているが、今回のダイヤサービス社の「HATAドローンフィールド千葉」をはじめ、専用の飛行エリアに行くほうが安全・安心だ。また、ドローン専用飛行支援地図サービス「SORAPASS」などを利用することで、飛行可能エリアを把握することもできる。なお、DJI社製などのドローンでは、首相官邸など一部のエリアはGPSで認識して、近づけないように制御されている。
DJI社がMOVERIO用アプリを提供
DJI社は、「MOVERIO Apps Market」においてMOVERIO用アプリ「DJI GO」と「DJI GO4」を提供しており、MOVERIO BT-300にインストールするだけでソフト面での用意は完了だ。MOVERIO BT-300のコントローラーとドローンのコントローラーをUSBケーブルで接続するとアプリ上で自動認識されるので、あとは機種に合わせて設定すればいい。
DJI GOでは、ドローンからの映像に加えて地図表示、バッテリー残量、電波状況、速度など、さまざまな情報が表示されている。ドローンを視認しながら操縦できるため、スマートフォンでの操縦よりも安心感がある。
ダイヤサービス社のように空撮事業も行なっている場合、例えば人を撮るときにドローン自体が近づきすぎないように、同時に必要な撮影ができるようにという状況になるため、ドローンを見ながらしかも映像も同時に確認できるMOVERIO BT-300は使い勝手がいいという。
ハマること間違いなし!! 初心者にも「MOVERIO BT-300」+ドローンはオススメ
実は今回、筆者もドローン操縦を初体験させてもらった。MOVERIO BT-300とドローンの組み合わせは確かに使いやすく、目の前に撮影映像が表示される迫力の良さも面白かった。初心者にとっても、手元とドローンの間で視線を行き来させるよりも操作しやすいというメリットを実感できた。
FPV(一人称視点)のように、ゴーグルを付けて視界をふさぐと、迫力はあるが初心者には特に操作が難しく、目視外飛行にもなるので扱いがさらに難しい。その点、MOVERIO BT-300なら目視外飛行にもならないので操作もしやすいし、しかも迫力のある映像が楽しめる。ドローン飛行のプロも認める相性の良さがあるため、MOVERIO BT-300とドローンという組み合わせをぜひ試してほしい。
(提供:エプソン販売)
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