Skullcandy Japanは2月22日、「Crusher Wireless」を発表した。
同社のロングセラーモデルである「Crusher」の後継に当たるモデル。BluetoothでスマートフォンやDAPとワイヤレス接続できるようになったほか、ドライバーや回路も一新している。
最大の特徴は「Stereo Haptic Bass」と呼ばれるウーファーユニットを搭載している点。Crusherも低域に合わせて振動する仕組みを持っていたが、本機ではユニットが左右で独立して振動する仕様で、より立体的な超低音域の響きを生み出せる。また、左のハウジング側面にスライダー状のスイッチを搭載。上下することで振動の強弱を調整できる。
バッテリー駆動時間は最大で40時間。Crusherでは単三乾電池駆動だったが、本機はバッテリーを内蔵している。またアームにはアルミを採用し、全体をつや消しの樹脂で仕上げることで、同社のラインアップの中でも特にプレミアムな質感を追求している。
都内で開催された発表会で試聴する機会を得たので、かんたんに感想をまとめる。
まずCrusherを体験したことのなかった自分にとっては、低域に合わせてドライバーが振動することにかなりの新鮮さがあった。たんに震えているというよりは、クラブやライブハウスのように空気が激しく振動して、耳に「圧」がかかる感じが非常にリアル。イヤーパッドの密閉感も手伝って、空気がダイレクトに鼓膜に届く点は、たしかに、メーカーがうたうように「臨場感」という表現がもっともしっくりくる。
音楽の再生だけでなく、家で映画を観る際や、ゲームをプレーする際にも大いに楽しめそうな製品だと感じた。ソースによっては、振動だけでなく、どこかサラウンドがかかったような表現も楽しめるため、家のスペースが狭くホームシアターを設置できない……といった方の映画鑑賞用のヘッドフォンとしても最適。
価格は2万3544円。4月7日に発売する。
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