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西松建設との共同実証実験

スカイディスク、「LoRaWAN」を使い約2km範囲で温湿度や照度のセンシングデータ取得に成功

2017年02月20日 13時18分更新

 スカイディスクは2月15日、西松建設と共同で、着脱式センサー「SkyLogger」の、温湿度や照度などのセンシングデータ取得の実証実験をしたと発表。実施日は1月19日。

 SkyLoggerは、広範囲通信技術かつ低消費電力である「LoRaWAN」の技術を使用している。

 今回の実験は、東京都港区虎ノ門のビルにおいて「IoT スターターキット(LoRa model)」を使って実施。LoRa modelで使用されているLoRa ゲートウェイ「SkyGate」は屋外用と屋内用があり、高層ビルなど障害物のある東京都内でのカバー距離、ビル内での到達可能距などを測った。

 推定2kmの広範囲でもデータ取得が可能かどうかを検証するため、ビルの所在地である虎ノ門を中心として、東京・丸の内方面をルートA、六本木・赤坂方面をルートBとし、2つのルートを測定した。

ルートA(図オレンジ)、ルートB(図グリーン)

 5階建てビルの屋上に屋外用ゲートウェイを設置、測定した結果、ルートAでは2.09km、ルートBでは1.94kmの電波到達を確認できた。

 また、5階建ビルの屋内(3階)に屋内用ゲートウェイを設置し測定した結果、ルートAでは1.39km、ルートBでは1.19kmの電波到達を確認できた。

 今回の取り組みによって、広範囲のデータ転送が必要となる橋梁やトンネルなど現在老朽化が進んでいるインフラへも、「LoRaWAN」の通信技術活用が期待できるとしている。

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