三井不動産とIP Bridgeは2月16日、埋蔵知財に着目した国内企業の海外展開支援プログラム「ManGO Factory」を共同実施することに合意したと発表した。同プログラムは4月からの開始を予定している。
埋蔵知財とは、国内で特許出願された技術のうちいまだグローバル展開ができていない知財のこと。特許庁の「特許行政年次報告書2016年版」によると、その割合は中小企業ではおよそ84%、大企業ではおよそ67%にものぼるという。三井不動産は新しい産業創造のためにベンチャー企業との共創事業に取り組んでおり、IP Bridgeは国内企業が保有する埋蔵知財を有効活用する戦略の構築や海外パートナーとの提携の立案実行などを実施している。
ManGO Factoryでは、三井不動産が運営するコワーキングスペース「31VENTURES Clipニホンバシ」を活動拠点として70社以上に対してアクセラレータープログラムを提供する。さらに、投資の実績があるシンガポールのインキュベーターJoyful Frog Digital Incubationとも協力して、日本の技術系企業が海外展開に向けた明確な戦略を立案して海外展開を支援する。
海外展開支援プログラム ManGO Factory
対象企業
日本で特許出願をしたことがある、または特許出願を行なうことを視野に入れている技術やサービスを有し、今後海外展開を検討している企業
スケジュール(予定)
4月14日 海外展開セミナー兼本プラグラム説明会、参加企業募集開始
5月8日 参加企業募集締切
5月15日 選考結果通知
6月1日~8月31日 日本でのインキュベーションプログラム実施
9月1日~9月30日 シンガポールでのインキュベーションプログラム実施
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