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XperiaがミニテレビになるBDレコ「BDZ-ZT2000」:Xperia周辺機器

2017年02月12日 10時00分更新

 毎日何かと忙しく、なかなか落ち着いてテレビを見ているヒマがないという際にはXperiaの搭載機能でワンセグもしくはフルセグの視聴も可能ですが、いざ見ようと思った際に電波状態が悪く、視聴できないという場合もあります。

 最近はネット動画も増えたためコンテンツに飢えるということはなくなりましたが、依然として放映中の新しいドラマや新作アニメの録画には、レコーダーが便利なのには変わりません。

 自宅にあるレコーダーがXperiaで思いのままに操れたら……そんな願いを叶えてくれるのが、ソニーのブルーレイディスクレコーダー(以下BDレコーダー)です。今回は「BDZ-ZT2000」をご紹介いたします。

 BDレコーダーを自宅に設置する際、自宅内のネットワークに接続してXperiaと共有(登録)してさえいれば、自宅内でも外出先からでもネットワークに接続してBDレコーダーをほぼ思いどおりに操作できます。

 Xperiaから操作する際に利用するのは、スマホとタブレット兼用のアプリ「Video & TV SideView」。ネーミングセンスは少々アレな感じがしますが、これさえあれば番組表の確認のほか「家じゅうどこでも視聴」「ワイヤレスおでかけ転送」「外から録画予約」ができるようになります。

 TV SideViewアプリを開くと、今放送している番組が“みどころピックアップ”として、視聴者がリアルタイム視聴している人気番組をランキング形式でチェックできます。テレビは実際に視聴するまでどの番組がおもしろいのかさっぱりわからないため、全国の視聴者の動向を知ることができ、後になって「乗り遅れた!」という事態を回避できます。

 “みどころピックアップ”から気に入った番組を選べるほか、“番組表”から好みの番組を探すこともできます。番組表は横軸に番組、縦軸に時系列で並ぶ新聞のラテ欄と同じレイアウトで、1週間先まで自由にスクロールして番組を探せます。操作レスポンスも良好です。

 ここで番組を選ぶと、“詳細情報”からブックマークや録画予約、番組視聴ができます。そうです、外出先から自宅にあるBDレコーダーでいつでも予約録画ができるのです。しかも、BDレコーダーの設定(録画先、毎回録画、録画モード、ワンタッチ・自動転送)などもすべて変更して録画予約できるので、思い立った際に即予約できます。

 さらに、リアルタイム放送中の番組も、BDレコーダーに録画済み番組も手元のXperiaで視聴できます。

 Wi-Fi環境であれば1080iや720pという高画質で再生できるため、Xperiaのディスプレーでも精細感があり、途切れることなくスムーズに視聴できます。自宅でもリビングにあるテレビを家族に占領されて観られないこともあれば、料理中や入浴時などに録画番組を消化したいという場合もあります。そんな場合にXperiaが完璧なサブテレビとして活躍するため、まさにストレスフリーです。

 筆者のように録り貯めた番組を消化するのが追いつかず、BDレコーダーのHDD残量が足りなくなった場合には、むしろ視聴よりも先に空き容量確保のためのメンテナンスが必要な場合もあります。

 録り貯めた番組はタイトル数が無数にあり、ジャンル分けしても選択が大変だったりします。録画番組のタイトルリストにある“録画タイトルまとめ機能”は、同じシリーズの番組を自動的にまとめて表示してくれます。特にアニメはスッキリと代表タイトルごとにまとまるためとても管理がしやすく、間違って録画番組を消去せずに済みます。

 外出先からも、自宅にあるBDレコーダーにアクセスして録画した番組の視聴が可能です。ただし、出先や宿泊先などに無線LANであればデータ転送量を気にしなくていいものの、スマホのモバイル回線では通信速度と転送量が気になります。

 モバイル回線での視聴時には、画質設定を720p/360p/180pの3つが選択可能で、ふだんは電波状況で自動調整してくれます。ただし、画質優先の720pで視聴した場合、1時間番組でのデータ転送量はなんと1.47GB前後。多用すると転送量の上限にかかる危険性が大です。

 ワンセグの電波状況もモバイルデータ通信も一切気にせずに番組を視聴したい! という際に最高に便利なのが“ワイヤレスおでかけ転送”です。ワイヤレスおでかけ転送は、BDレコーダーで録画した番組をあらかじめXperiaに転送しておく機能で、いつでもオフライン状態で番組を視聴できるのが最大の魅力。

 転送にかかる時間は30分番組(約250MB)で1分30秒前後くらいなので、複数の番組をXperiaに転送してもあまり苦にはなりません。

 オフライン視聴の便利な点は、通信のタイムラグが一切なくなるので番組を選択しての再生やチャプター飛ばし、早送りや巻き戻しにレスポンスがよくなることです。ただし、こちらはXperiaのストレージ容量を消費するため、空き容量には注意が必要です。

 また、ワイヤレスお出かけ転送をしてしまうと視聴した番組をBDレコーダーに戻せないというルールがあるため、このあたりも考慮してリモート視聴と組み合わせて活用したいところ。

 BDレコーダーに録り貯めた番組は自宅のリビングにあるテレビで観るというのがこれまでの基本でしたが、レコーダーとXperiaを連携させることで、Xperiaをミニテレビとして活用できるので非常にオススメです!

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