ベンキュージャパンは2月10日、家庭向け4Kプロジェクター「HT8050」を含む同社プロジェクターの記者向けの体験会を開催した。
2017年のプロジェクター事業について「4Kをリビングルームに持ち込む」という同社は、2月24日に最新の4Kモデル「HT8050」(予想実売価格 66万円前後)と2Kモデル「HT6050」(同37万円前後)を投入する。
HT8050は830万画素のチップを採用したDLP方式のプロジェクターで、2200ルーメンという高輝度と50000:1という高コントラストを実現。HDTVにおける国際標準規格の「Rec.709」に対応するほか、米国のTHXが策定した「THX HD」規格の認定も受けている。
チップ上のマイクロミラーは415万個で、これを倍増させることで4K表示を行なう。画素ずらしなどを行なう4Kプロジェクターと比較して、エッジ部の色ズレがなく、鮮明な映像を表示できる。
また、日本では未発表となるLED光源採用の4Kプロジェクター「X12000」も参考展示。日本では「HT9050」として投入予定とのことだ。
会場には台湾本社のアジアパシフィックプレジデント Jeffrey Liang氏が駆けつけ、プロジェクター事業の戦略について説明。
2K(1080p)プロジェクターでは世界マーケットシェア1位(24.8%)であり、地域別にみるとヨーロッパや中国で1位、日本を含むアジアパシフィックで2位、北米では3位となっていることを強調。
特に品質に厳しいヨーロッパで1位となっていることについて「品質の高さを示している」と語った。
また、先月にインドで行なったある試みについても紹介。商用の映画館に4Kプロジェクター2台を設置し、400インチのスクリーンに投影。家庭向けプロジェクターながらも現地メディアも驚く画質を実現できたとのことだ。
会場では実際にHT8050の映像を上映。確かに色ズレのないくっきりしたシャープな映像で、やはり大きなスクリーンで見ると立体感も臨場感もテレビで見るより高まる。ホームシアターユーザーなら要チェックな製品だろう。
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