この居酒屋には通う理由がある
今回は秋葉原でも有名な、あのコンセプト居酒屋に行ってきました
今回お邪魔したのは、「鉄道居酒屋Little TGV」。「『鉄道居酒屋』という名前は知っているけれど実際どんなところか知らなし、行ったことがない」と、気になっているという方は多いのではないでしょうか？鉄道が特別好きなわけでもない私ですが、全力で楽しんで参りましたのでぜひご覧ください。
入口は駅名標がそれっぽくて気分が盛り上がります
お店に入ると、まずは500円の乗車券を購入します。この切符が、限りなく本物っぽい質感で驚きました。Little TGVは、この切符で「新秋葉電気鉄道」という列車に乗り込む設定。 切符はチャージ料またはお通し代といったところでしょうか。
入場料を支払うともらえる切符。写真だと本物にしか見えません
店内も、昔ながらの鉄道風景を思い起こすアイテムでいっぱいです。座席のシートや急行灯、つり革に荷物の網棚など･･・電車内を思わせる真に迫った内装。これからここで飲み食いすることを考えると、なんだか不思議。
どこかで見た気がするボックス席
店内はどこを向いても鉄道グッズであふれています
酔っ払ってこのつり革にぶら下がりたい
仮想都市・新秋葉を走るNゲージ。これを見に来る親子連れも多いのだとか
Nゲージのミニチュアには店舗のビルもありました
席に着きさっそく届いたお通しは、車輪をかたどったショートパスタ・ロテーレの揚げ物。テーマの鉄道からとことん外れません。
お通しは車輪をかたどったショートパスタ・ロテーレの揚げ物。コースターや箸袋もかわいい
しかもここで、乗務員(店員)さんから「乗車券を拝見します」と案内があり、先ほど買った切符に入鋏されました。この鋏はどう見ても本物。有人改札は子どものころにうっすらと覚えがあるだけですが、ノスタルジックで思わずはしゃいでしまいました。
切符の入鋏
鉄道居酒屋の車内食を堪能
切符の確認が終わったことですし、新秋葉電気鉄道の車内食を堪能していきましょう。まずはドリンクメニューから。ドリンクはかなり凝っていて、山手線や日比谷線などをイメージした「電車カクテル」。ひかりやのぞみなどの新幹線をイメージした「新幹線カクテル」。さらに「特別車両カクテル」など種類豊富。メニュー表にはカクテルレシピが載っているので安心です。
もし好き嫌いがなければ、最初は地元の電車や通勤に使う電車など、よく見知った鉄道を頼むのがオススメです。メニューの一つ一つがよく考えられているので、車両を再現されたカクテルと記憶がマッチすると思わず感動で声が出てしまいます。
しかし、数多あるドリンクメニューから知っている鉄道だけを楽しむのは、なんだかもったいない……。そこで、写真を見てドリンクを選ぶことにしました。実は、店内で随時開催される「鉄道フォトコンテスト」の入賞作品が、「特別車両カクテル」としてメニューに加わっているんです。自分の写真をイメージしたカクテルが作られるなんて、ちょっとうらやましい。入賞作品はどれもハイレベルで、美しい写真ばかりで門外漢の私でも見入ってしまいます。
調子に乗ってたくさんオーダーしたので写真で一挙にご紹介します。
E5系はやぶさ（800円）が到着しました
E655系なごみ（850円）に乗り換え
トワイライトエクスプレス（900円）
ことでん1200系（850円）
京成スカイライナー（800円）
京急1500／2100／800形（850円）。ほかに写真だけをまとめたアルバムもあります
さて、お次はフードメニュー。今回は、個性的なスペシャルメニューからいくつかオーダーしました。
SLチップス（500円）
SLチップス（500円）汽車形のトルティーヤ
汽車の形に切り取られたチップスがかわいい。マスタードやケチャップなど4種類のソースがついてくるので、味の好みが違う人と来ても安心です。
密着連結たまご焼き（4両・700円）
密着連結たまご焼き（4両、700円）
スペシャルメニューの多くは、提供時に乗務員さんによるパフォーマンスがあります。「密着連結たまご焼き」は、乗務員さんと一緒に「ガッチャン」と掛け声のあと車両を連結します。こういったエンターテイメントのあるメニューが、居酒屋の定番料理というのは頼みやすくてうれしいですね。
新幹線おにぎり（700円）
新幹線おにぎり（700円）。最初はこの状態で届きます
白飯とピリ辛カレー風味の2つの新幹線形のおにぎりが並んでいます。乗務員さんが目の前で新幹線の「顔」を作ってくれます。希望があれば、お客さん自ら顔の作成に挑むのもOK！それもあって、土日に多い家族連れの子供に人気のメニューだそう。
素敵なお顔ができました
NAERお子様プレート（980円）
NAERお子様プレート（980円）。お子様にはソフトドリンクをサービス
お子様プレートって、大人になればなるほど素敵なものに見えてきます。だってよく考えたら結構お得ですよね。こちらも、海老フライ、唐揚げ、ポテト、チキンライスと、子どもが好む王道をしっかり押さえた盛り合わせ。それが、この新幹線形の器で来るとあっては注文必至でしょう。
石炭ステーキ（1280円）
石炭ステーキ（1280円）
いちばん印象に残るパフォーマンスでした。目の前のテーブルの上で、ステーキ皿にブランデーをかけて火を上げるんです。その様子は、まさに石炭が燃えているよう。想像よりずっと大きな火が上がり、大きくなっていくはしゃいだ声が止められませんでした。ひさびさに火遊びを楽しんだ気がします。
想像以上に大きな火でフレームに収まりませんでした
乗務員さん、楽しいパフォーマンスありがとうございました！さすが、秋葉原屈指の鉄道居酒屋でした。「電車あるある」が詰まっているので、鉄オタでなくても、日常的に電車に乗っている人なら私のように誰でも楽しめそうです。
場所は、秋葉原中央通りにある「エクセルシオール カフェ」の角の道を入った先。イサミヤ第3ビルの4階です。
ここが入り口。知らないと入りづらそうですね
賑わう店内は一人客もグループ客も皆さん笑顔で楽しそうでした。「秋葉原」を楽しむ、名店の1つといえるでしょう。
案内してくれた乗務員のらんさん、ありがとうございました
鉄道居酒屋Little TGV
住所：東京都千代田区外神田3-10-5イサミヤ第3ビル4F
営業時間：18:00〜23:00（土祝は16:00から、日曜は12:00から）
定休日：年中無休
URL：http://www.littletgv.com/
※日曜のみランチ営業、小学生以下は乗車券無料
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります