アドビシステムズは2月3日、小売企業向けのオンライン/オフラインのショッピングをサポートする各種サービスの強化を発表した。
総合デジタルマーケティングサービス「Adobe Marketing Cloud」と「Adobe Creative Cloudエンタープライズ版」とのシームレスな融合を強化してマーケティングにおけるデザイン作業を低コスト化。さらに同社の各種法人向けソフトウェア群を統合、強化して小売業向けに訴求する。
個々のサービスでは、デジタルコンテンツ管理の「Adobe Experience Manager」では広告コピーの最適化し、デジタルサイネージや顧客アプリ、Twitterでのキャンペーンまで管理。広告や商品を消費者向けにアピールするためのターゲッティングには「Adobe Target」、顧客のニーズ分析には機械学習を活用した「Adobe Sensei」を利用。さらには電子メールを用いたマーケティングにはカスタマー管理の「Adobe Campaign」と電子メールもデザインできる「Adobe Dreamweaver」などが活用できるとしている。
これらのマーケティング市場での利用拡大に向け、アドビではいくつかの企業とパートナーシーップを締結。とくに、衣料品店で試着仮想体験ができるMemomiのデジタルミラー「Memory Mirror」との提携では、Adobe Experience Manager/Adobe Analytics/Adobe Targetがコンテンツの送信・ユーザーの分析などを行なうという。
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