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大量かつ即時性の高いニュースの配信に「AI記者」

AIを使ったニュース原稿の自動生成が現実のものになる

2017年01月27日 17時20分更新

AIによるニュース原稿自動生成のイメージ

 NTTデータは1月27日、AIを用いてニュース原稿を自動生成する実験を実施したと発表した。

 2016年9月から実施していた実証実験で、ニュースは気象庁が発表した気象情報の「気象電文」。これまでの気象電文を元に作られたニュース原稿(アナウンサーが読み上げる原稿)をセットにしに学習する仕組みを作り、過去4年分の気象電文とニュース原稿から自動的にニュース原稿を生成する規則を学習させた。

 この方法で生成したニュース原稿を評価した結果、日本語の文法は人が読んでも違和感のないもので、意味の正しさにおいては多少の修正は必要であったものの、おおむね問題のない原稿が生成されることを確認した。NTTデータでは、「AI記者」の気象分野における商品化を目指すとともに、企業の決算発表やスポーツ記事など、大量のデータを伴う分野においても新たな実証実験を行なうという。

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