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10コアCPU搭載のFREETEL「極 2」の極まり具合をチェック!

2017年01月21日 12時00分更新

 FREETELのハイスペック端末「KIWAMI(極) 2」。MediaTek Helio X20(10コア)を採用し、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GBとスペックマシマシな構成で、それでいて価格は4万9800円(税抜)とコスパがいいスマホだ。

 今回はそんなKIWAMI 2をじっくりチェックしていってみよう。

FREETEL KIWAMI 2

見た目はおとなしい5.7型端末だが……

 KIWAMI 2は削り出しのアルミボディーを採用しており、質感としては他メーカーのハイスペック端末と遜色はない。CNCでサイドエッジを処理したり、ツヤ消し加工をしたりと高級感をかなり意識している。ディスプレーは5.7型Super AMOLED(1440×2560ドット)で、強化ガラスにはGorilla Glass 3を採用と、パネルについても妥協はない。

 全体的なデザインはスタンダードな路線だが、後述するFREETELボタンは指紋認証センサー以外にも操作性を向上させる機能を搭載しており、スマホ操作の提案については明瞭である。

本体背面はさっぱりしており、アウトカメラとサブマイク、LEDライト、アンテナラインがあるくらいだ

電源/スリープボタン、ボリュームボタンは本体右側面にある

本体頂部にヘッドフォン端子がある。左に寄っているため、横画面時に持ちやすい

スピーカーとマイクがあり、またUSB Type-Cを採用

有機ELの発色は良好で、輝度も高めと明るい場所でも比較的画面を確認しやすい

 スペックは下記の通りで、バッテリーは3400mAh、DSDSにも対応する。対応バンドも国内外ともに問題はなさそうだ。

 CPUのHelio X20は10コアで、2.31GHz×2、1.85GHz×4、1.85GHz×4となっている。2.31GHz×2は高負荷時専用、残りはbig.LITTLE構成になっており、アイドル時にはシングルコアで動作する。コアが10個並ぶ絵は楽しいので、入手したらCPU-Zでチェックしてほしい。

 なお、OSはAndroid 6.0 Marshmallowだが、Android 7.0 Nougatへのアップデートが予定されている。

独自のカスタムが目立つUI

 ディスプレーにナビゲーションバーを表示するAndroid本来の操作も設定で選択可能だが、デフォルトではFREETEL独自仕様となっている。指紋認証センサーはロック解除時にはボタンの押下とタッチで挙動が変化し、タップでバックキー操作、短押しでホームキー操作、2回短押しでタスクキー操作になっており、操作時の負担を減らす設計だ。

 また、ステータスパネルもデフォルトでは通知のみで、設定やショートカットは画面下からのスワイプで表示される。普通のAndroidだと思って触れると違和感を覚えるかもしれないが、慣れるとこれはこれでアリだ。とくに、FREELTELボタンをタッチして「戻る」はとても便利。

指紋認証センサー以外の用途が豊富なFREETELボタン

ホーム画面。FREETEL LauncherとAndroid UIのふたつが用意されている。ベンチマークスコアを見るに、Android UIのほうが軽い

画面下からのスワイプで表示されるコントロールパネルっぽいものは「スワイプアップランチャー」という。設定からオフにして、普通のAndroid仕様にもできる

FREETEL UI設定から、普通のAndroid操作仕様に戻すことができるほか、機能の変更も可能だ

ナビゲーションバーはデフォルトではオフだが、オンにして表示させることも可能だ

FREETELボタンの機能も調整できるため、ナビゲーションバーと併用するのもアリ

スワイプアップランチャーはオンオフのみ

FREETEL Keyは好みがざっくり分かれそうなので、実際に触ってから決めるといいだろう

 設定にあるディスプレーを見てみると、フォントサイズのほかに「ClearMotin」「MiraVison」のふたつの項目が目立つ。ClearMotionは動画再生時のスクロールなどをスムーズにするもので、オンオフしか設定はない。基本的にはオンでいいだろう。MiraVisonは画像データに補正を加える画像処理エンジンで、ギャラリーだけでなく、ブラウザーなどにも影響する。詳細については以下のスクリーンショットを参照してほしい。

ディスプレーの設定

MiraVisonの設定項目。標準は設定項目はすべてグレーアウトし、フラット七色合いになる

 ベンチマークは、AnTuTuベンチマーク V6.2.7を採用した。KIWAMI 2のオフィシャルベンチマークへのトライアルは今後行なう予定だが、普通に計測したらまずまずのスコアになった。ゲームもそれなりに動くほか、ウェブブラウズも快適なので、ヘビーな用途以外でストレスを感じることは少ないだろう。

90000~92000あたりのスコアになることが多い。外気温によってはバッテリー性能の低下のためか、8万台になることも

  SAMURAI 極2
価格(税抜) 4万9800円
ディスプレー 5.7型有機EL
画面解像度 1440×2560ドット
CPU MediaTek Helio X20
MT6797(10コア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
OS Android 6.0
LTE対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/28B
DSDS対応
CA対応 ○(2CC)
カメラ画素数 リア16メガ/イン8メガ
バッテリー容量 3400mAh
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM×2
カラバリ メタルシルバー
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