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【2016年スマホまとめ】高性能なSIMフリースマホが話題の中心に

2016年12月30日 15時00分更新

【9月】
iPhone 7/iPhone 7 Plusが発表&発売
Galaxy Note 7の発火問題が世界で拡大

 例年どおりに9月は新型iPhoneが発表。iPhone 7/iPhone 7 Plusと製品名こそ数字が1つ上がったが、筐体自体は基本的にiPhone 6からの継続で、世界的に見れば盛り上がりにやや欠けたのは確か。一方で、日本国内ではユーザー待望の防水対応に加えて、FeliCa搭載など、インパクト大の進化となった。また、キャリア側ではソフトバンクを皮切りに月20GBのデータ定額の提供も開始している。

当初はジェットブラックの入手難も話題に

 世界的に大きなイメージダウンにつながったのはサムスン電子の「Galaxy Note 7」の客家問題。当初の一部製品の交換から、最終的には全品回収に繋がったほか、明白に公表されなかった原因、航空機内への持ち込み禁止など、広くニュースに扱われる結果となった。

【10月】
Apple Payのサービス開始、使えるクレカがどれかが話題に
グーグルのスマホ「Pixel」が登場

 iPhone 7でFeliCaが搭載されたが、日本国内でのApple Payのサービスが実際に開始されたのは、iOS 10.1の配布が開始された10月末のタイミング。Suicaのほか、QUICPay/iD経由での非接触ICでの決済などが利用可能だが、準備不足な面もあり、Suicaがすぐには登録できなかったり、使えるクレカはどれかといった情報が読者から求められることになった。

基本的には対応の可否はカード会社次第となる

 また、グーグルの自社ブランドのAndroidスマートフォン「Pixel」が発表されたのも10月。従来のNexusシリーズとは異なり、ハード/ソフトともにグーグルが開発に深く関わっている(ハードの製造はHTCが担当)。ただ、日本向けの周波数に対応しているにも関わらず、一次出荷国には含まれず、結局2016年内には発売されなかった。

5型と5.5型の2モデルが用意されている「Pixel」

【11月】
ガイドライン変更でSIMロック解除までの期間が短縮
iモードケータイが終了に

 総務省がSIMロック解除のガイドラインを変更の方針を公開した。現時点では分割/一括購入のどちらでも、購入から半年後にしかロック解除は不可能だったが、2017年12月以降に発売する端末については一括購入で即時、同8月以降の端末では割賦時でも100日以下と大幅に短縮することを求めている。

 またドコモは、2016年中をめどに、従来型のiモードケータイの出荷を終了すると発表した。ただし、iモード対応のらくらくホンだけは当面継続する。他キャリアと同様に、ドコモもAndroidベースのフィーチャーフォンへと移行が進んでおり、らくらくホンの冬モデル新製品(F-02J)もAndroidベースになった。

Androidベースのらくらくホン「F-02J」

【12月】
年末に注目のSIMフリースマホが続々登場
「HUAWEI Mate 9」は価格と性能で注目を集める

 2016年を通じて話題の中心になったSIMフリースマホだが、12月は特に注目モデルが多数発表された。なかでもここでピックアップするのは「HUAWEI Mate 9」。「HUAWEI P9」に続いて、ライカとコラボしたダブルレンズカメラを搭載。また高性能CPUを搭載するなど、パフォーマンスもトップクラス。それでいて、6万円強の価格はインパクト大。2016年のファーウェイの勢いを示す1台となった。

5.9型ディスプレーを搭載する大型モデル「HUAWEI Mate 9」

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