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GMOインターネットおよびGMOグローバルサインと共同

本人だけ受け取れる宅配ボックス、セゾン情報システムズらが実証実験

2016年12月21日 12時43分更新

 セゾン情報システムズは12月20日、GMOインターネットおよびGMOグローバルサインと共同で、ブロックチェーンとIoT技術を活用した「本人のみ受け取り可能な宅配ボックス」の実証実験をしたと発表。

 今回のシステムは、PaaS型のブロックチェーンプラットフォーム「Z.com Cloud ブロックチェーン」を基盤に構築。IoTデバイスである宅配ボックスには、安全・確実なシステム間連携を実現するという「HULFT IoT」を導入した。

 配送業者が宅配ボックスに荷物を納入することで、ブロックチェーン上に納入記録および施錠要求がなされる。荷物を受け取る利用者は、個人に紐づくスマホを通じてブロックチェーン上に解錠を要求することで、宅配ボックスが解錠し、荷物の受領が記録される。

実証実験の宅配ボックスには「スマート宅配BOX」を使用

 ブロックチェーン上に情報を記録することで、特定の配送業者に縛られることなく「誰がいつ、ボックスを開閉し、何を受領したのか」といった事実を半永久的に証明・保証可能としている。

 宅配ボックスの開閉履歴は改ざんができない状態で記録されるため、一度施錠された宅配ボックスは、施錠時に指定した本人しか開けることができない仕組みが実現するという。

 また、誤配送や盗難による荷物の紛失を防げるほか、宅配ボックスの活用による配送の効率化と利用者の利便性向上が図れるとしている。

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