空港周辺は安全に離着陸するための無線だらけ
目視に計器測定に大忙しのチェックスター
さて先に見てもらった羽田空港周辺の飛行機が、同じ軌道を描いて着陸してくるレーダー画面があった。VOR/DMEの仕組みが分かった今なら、ぴたりと軌跡が一致する不思議がよくわかるだろう。
次の地図は、世界のパイロットに向けて国交省が提供している「空港着陸ガイド」だ。通称「STAR」という地図。
ここにマークされているのがVOR/DMEではなく、GPSを使う通過ポイントだが、次々に点を追っていくという航行はどちらも同じだ。これに先のレーダーを重ねるとピタリと一致しているのがわかるだろう。
また次の地図は通称「SID」という「空港出発ガイド」だ。冬は北風を受けて、地図の下から上に向けて飛行機は離陸するので、どの飛行機も必ず右旋回しTORAM/PLUTOを通過するように指定されている。
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