世界市場シェアトップのTP-Linkが日本市場に殴り込み!
爆速3150Mbps! 無線LANルーター「Archer C3150」はオススメだ!!
ルーターの更新間隔は長く、故障でもしない限り購入を検討しない読者が多いのではないだろうか。少し前、まだスマートフォンが登場した当時ならばそれでよかったのだが、現状は事情が変化している。
Wi-Fi接続のみの端末は増加しているし、ストリーミングサービスもすっかり定着した。そうなるとボトルネックになってくるのが、古い世代のルーターだ。ストリーミングで映画を見始めてしばらくするとインターネット接続が不安定になったり、いくつもの端末から接続しているとレスポンスが悪くなったりといった経験はないだろうか? また室内の場所によっては電波強度が極端に落ちて困るといったこともないだろうか? そこで今回は、そんな困った状況を解決してくれるティーピーリンクジャパン(TP-Link)製の無線LANルーターを見ていこう。買い換えによさそうな製品をピックアップしているので、ぜひチェックしてほしい。
TP-Linkという社名を初めて目にする方もいるはずだが、実は世界42ヵ国に現地法人を展開、120ヵ国以上に製品を出荷という大メーカーの日本現地法人だ。なんと、Wi-Fi機器の世界市場シェアトップ(出荷台数ベースで約46%)という。日本展開は2016年に入ってからで、コストパフォーマンスの高い製品ばかりを投入してきているのだ。
合計速度3150Mbps! 爆速無線LANルーター「Archer C3150」
まずは上位機種である「Archer C3150」から見ていこう。「Archer C3150」は非常に高機能で、ストリーミングサービスやゲームを余裕を持って楽しめるワイヤレス環境を構築したい方向けだ。MU-MIMO対応+4本のアンテナ+ビームフォーミングで一軒家にも向いている。外観は黒色ベースで、4本のアンテナが目をひく。側面と背部には、インターフェースとしてUSB 3.0端子、USB 2.0端子、有線LAN(1000BASE-T)×5(1ポートはWAN用)。なおCPUはBroadcom製デュアルコア(1.4GHz)だ。
「Archer C3150」のカタログスペックにある「3150Mbps」の値は合計速度で、Broadcom 4×4 NitroQAM(1024QAM)によって、その合計速度を実現している。内訳を見ると、2.4GHz帯は250Mbps×4、5GHz帯は541Mbps×4になっており、MU-MIMOにより複数機器からの接続に対しても高速通信をキープできるのが魅力だ(クライアント側もMU-MIMOに対応している必要がある)。
たとえば「Archer C3150」なら、ストリーミングで音楽を聴きつつ、オンラインゲームで遊ぶといった程度は難なくこなせる。また、デュアルバンドアンテナとビームフォーミングにより、電波強度が落ちがちな浴室などにも電波が届きやすくなっているようで、広い家であっても中継機を用意せずに済む可能性は高い。実際に筆者の自宅でテストしたところ問題ナシだった(後述)。
独自機能として注目したいのは、デバイスに応じた最適なバンドを自動的に設定してくれる「スマートコネクト」。テストした印象では2.4GHz帯寄りとなるようだが、接続端末数が多いほど重宝する機能だろう。
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