コストカットを感じられる
カメラのチューニング
アウトカメラは2000万画素、F1.9と高画素+明るいレンズという構成だ。条件付きでいい描写をしてくれるが、カメラ任せで撮影すると晴天以外は厳しく、入射光を見たり、設定を調整するとキレイに写ることがある。明るくしようとする動きが強いので、露出補正(±12段階、0.1刻み)で-2.0~-4.0にすると落ち着いた感じになりやすい。見ているように色を決めるのではなく、ホワイトを取ろうとするため、ご飯写真はまず美味しく撮影できない。
回避策としてはマニュアルモードを活用する。マニュアルモードはシャッター速度、ISO、露出補正、ホワイトバランス、撮影間隔、フォーカスを設定でき、ホワイトバランスが50K刻みで調整なところを利用していくと、それなりに美味しそうに撮影できる。
※写真はすべて原寸大で掲載しています。1枚につき、3~7MBほどありますので通信量にご注意ください。
【まとめ】ハードの仕上がりは上々!
あとはソフトウェア側のチューニングだ
有機ELディスプレーにCPUはSnapdragon 820、ステレオスピーカーとエンタメ向けの要素を押さえつつ、ハイスペックな構成でハードの作り込みはとても上々だ。指紋センサーの反応もよく、ストレスは感じていない。6万5000円前後(税込)の価格からすると、予算を押さえつつハイスペック端末が欲しい人であれば、まず候補に挙げていいだろう。
その反面、ソフトウェア側に疑問を覚えることが多い。応答性は良好なのだが、ローカライズの怪しい部分やカメラが微妙な点、効果がわかりにくい機能の存在など、アップデートによる修正を期待したい。価格相応といえばそれまでだが、ホームアプリを変更するか、自己責任でやんちゃを決めるか、もしくは慣れてしまうか。ネガの部分を自身で解消できるならコスパの良いスマホなのは間違いない。
| AXON 7 | AXON 7 mini | |
|---|---|---|
| メーカー | ZTE | |
| 価格(税抜) | 5万9800円 | 3万9800円 |
| ディスプレー | 5.5型有機EL | 5.2型有機EL |
| 画面解像度 | 1440×2560ドット | 1080×1920ドット |
| 本体サイズ | 75×151.7×7.9mm | 71×147.5×7.8mm |
| 重量 | 175g | 153g |
| CPU | Snapdragon 820 2.15GHz(クアッドコア) |
Snapdragon 617 1.5GHz+1.2GHz (オクタコア) |
| 内蔵メモリー | 4GB | 3GB |
| 内蔵ストレージ | 64GB | 32GB |
| 外部メモリー | microSDXC | microSDXC |
| OS | Android 6.0 | Android 6.0 |
| LTE対応バンド | 1/3/8/19/28/41 | 1/3/8/19/28/41 |
| 3G対応バンド | 1/6/8/19 | 1/6/8/19 |
| CA対応 | ○(B3+B19) | ○(B3+B19) |
| DSDS対応 | ○ | ○ |
| 無線LAN | IEEE802.11ac (2.4/5GHz、MIMO対応) |
IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
| カメラ画素数 | リア20メガ/イン8メガ | リア16メガ/イン8メガ |
| バッテリー容量 | 3250mAh | 2700mAh |
| 指紋センサー | ○ | ○ |
| SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
| カラバリ | イオンゴールド、クオーツグレー | |
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